♣ 独 行 “泉殿宮御旅所の大の木明神” ♣
あれは4年前のこと。山田の一角に伊射奈岐神社所縁の「大神木神社」という小社があることを知り冷やかしがてら訪れたことがある。その後その傍を流れる山田川に架かる橋にその名を冠した橋があることを偶然知った。その名も「だいしんぼく」ではなくて「だいのき」と知り一驚した。という話は置いといて、旧臘吹田市内のMapを何気なく見ていたら「大の木神社(泉殿宮御旅所)」というのがあってこれまた吃驚。調べたらどうやら「だいのき」ではなく「おおのき」らしいことが判明し、伊勢神宮がらみではなくて藤原氏関連ということで別物と判断した。しかし気になる存在であることは間違いなく、意を決して今日行ってみることとした。そういうわけ |
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お社前を通る路は元神崎川堤防。此処に拝所は二ヵ所あるが、この枯死したにかかわらず大切に保護されている椋の巨木が遠くから見えて、此処の主人公は誰なのか否応なしに教えてくれる。そう説明板の主・泉殿宮御旅所ではなくて(あくまで私見)この椋を祀る「大乃木大明神」が此処の主なのである |
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大乃木大明神鳥居扁額と、泉殿宮御旅所の説明版 |
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説明板に見える大阪府の標石「吹田殿址」 |
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建前上の此処の主・泉殿宮御旅所(あくまで私見) |
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高濱神社社頭鳥居 |
高濱神社拝殿 |
泉殿宮参道 |
泉殿宮社頭鳥居(珍しく神明鳥居) |
というわけで、一件落着。岸部まで戻って遅昼をしたためてから帰宅したのだが、よく考えるとあれは「おおのき」だったのか「だいのき」だったのか分からず仕舞い。読み方はともかく山田市場在とは由来が違ったようだが、Web上では見れば見るほどややこしいことらしくて、早い話、千年二千年前のことは歴史の草むらに埋もれ、後世の吾々が適当に都合の良い理屈をつけているだけではないか、と。それにしてもWikipediaでははっきり「だいしんぼく」って書いてあったよ。あれっていったい何? |
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