♣ 独 行“三郷から王寺を行きつ戻りつ” ♣
竜田の地に紅葉を求めての式内社巡りは、朋友OY君のサジェスチョンなどを参考に慎重に見計らっての実施であった。しかし今夏からの異常気象は心に描いていた絶景に陰りを落としたようで残念至極。しかしこのシーズン、どこへ紅葉狩りしようと五十歩百歩だったのかもしれない。落語「千早振る」の舞台を思うままに歩けたことをもってよしとしよう。 |
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10時58分JR関西本線三郷駅に降り立つ。“いざデッ発” |
龍田大社への参道(これが結構な坂道)途中にあった同社の境外末社。♪ 神名火の磐瀬の杜の霍公鳥…(志貴皇子:万葉8-1466)♪ |
今日のターゲット@龍田大社。風の神を祀る。今日は日曜で七五三。お参りの子供でにぎやか。 |
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境内に高橋虫麻呂の万葉歌碑♪島山をい往き廻る河副の丘邊の道ゆ昨日こそ吾が越え來しか…♪ |
注連縄が拝殿の庇の柱に巻き付いている。あまり見たことがない。 |
境内に一木丸々紅葉していたのはこれだけ。さほどに今年の紅葉は異常。 |
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坂をどんどん下って大和川畔。多聞橋袂から近鉄生駒線鉄橋、その向こうに久度社の杜を望む。 |
その踏切から。今は単線だが元来複線用に用意されたことがありあり。 |
踏切を渡りすぐ右へ降りると久度の集落。こんなのがあって吃驚。昭和57年水害時の水位だと。 |
すぐ今日のターゲットA久度神社。 |
何じゃコリャ。紅葉が少ないとついついこういう色物に目が行く。久度神社社頭にて。 |
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神社裏手はすぐ大和川堤防なので堤防に上がってみた。本殿の千木(ちぎ)や鰹木にさわれそうなくらい近い。これが拝殿側からは殆ど見えない。 |
その拝殿側はこの通り。 |
真西に進み王子駅近辺で午餐、改めて戻り、大和川を渡ると斑鳩町に入る。三室山が見える。 |
三室山の南に回って今日のターゲットB神岳神社。石段をのぼってびっくり。境内は荒れるがままの様相。 |
絵馬堂には平成に入ってからのものもあり、見捨てられているわけではなさそう。 |
何よりもこの本殿の社殿が立派。いったいあの拝殿は何なんだろう。 |
ま、ぼやいていても仕様がない。大体乃公が悲憤慷慨すべき筋合いのものでもない。 |
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公園を下りてゆくところにこの百人一首の“埋込歌碑”。♪嵐吹く三室の山のもみじ葉は竜田の川の錦なりけり(能因法師)♪♪千早ふる神代も聞かず竜田川からくれないに水くゝるとは(在原業平)♪ |
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竜田川にかかる岩瀬橋から三室山を振り返る(南西望)。 |
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同所から竜田川緑地を北望。(onmouse→龍田大橋から南望) この2点間は約600mあり、赤い橋が2つかかっている。肝心の紅葉は、見てのとおり、♪唐紅に水括る♪というには程遠い。 |
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今日の最終ターゲット・龍田神社。東方へ伸びる道は斑鳩町役場前を越えて富雄川まで真っすぐ2km余続く。乃公名付けて「法隆寺街道」。 |
回れ右して西を向けばこれまた太田酒造(初時雨蔵元)前まで500mの真っすぐな道。古い商家が軒を連ねる。 |
当社は長らく法隆寺の鎮守であり、のちに龍田大社の摂社となって、大正年間に独立したという歴史を持つ。ちょうど境内では正月用であろうか、注連縄造りに大勢の氏子さんたちが汗を流していた。 |
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龍田大橋から竜田川緑地を南望。(onmouse→岩瀬橋から北望) |
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家を出るときは龍田神社からJR法隆寺駅へ出て帰る予定を立てていた。しかしこの自称“法隆寺街道”の佇まいを見ていて急に「この通りを歩いて王寺駅に出よう」と。早い話 心変わりしたのであった。おかげで竜田大橋から駅までしっかり車道側道歩きになったのは ま、致し方のないこと。 |
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今日の総歩数 16,665 歩  ̄|△| ̄ ルートマップはこちら |