♣ 独 行“山城の式内社巡り8回目” ♣
“晴れたらジッとして居れないの”と半ば呆れられながら飛出し、11時過ぎJR奈良線長池駅頭に降り立つ。先日来北摂・能勢の低山に繰り出し、山城の式内社が抛ったらかし気味だったことからまず5kmコースで長池→荒見神社→水主神社→学研都市線大住駅と辿る・・筈だった。Google Map では京奈和道の木津川橋梁を渡って、といとも簡単に表示されたのだがどうしてどうして。ここを撥ねられたら北に向かうしかないではないか。かくして木津川右岸放浪行がはじまったのである。折しも今日はこどもの日。河川敷や堤防上では子供連れのバーベキュー大盛り上がり中。 |
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長池駅。何とこの辺の代表駅・城陽駅より古い。明治29年開業だという。見かけは新設駅みたい。 |
駅を出るとすぐ出くわす70号線は和菓子屋、薬局、酒屋などが並ぶ旧街道。 |
国道24号線との交差点には「是北京都街道/南奈良街道」の道標が立つ。 |
左図にチラッと見えたスーパーの前の道を西行すると程なく今日の第一ターゲット・式内荒見神社。社叢がすばらしい。 |
参道には立派な樟樹が威風堂々と並び辺りを払う。 |
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約1km西行で近鉄奈良線富野荘駅をアンダーパスする。 |
駅を出外れると一面のイチジク畑。この辺の特産品という。遠くに愛宕山がうっすらと見えた。 |
西城陽高校のグラウンドからテニス部の元気な声がひびいていた。横断幕「夢は叶えてなんぼやろ」。マッサンの玉山鉄二の母校だという。 |
学校の角を曲がると木津川堤防が、そして今日の第二ターゲット水主神社の社叢が目に飛び込む。 |
思わず笑ってしまった「下馬」標示。これや「下乗」はよく見るが大抵何百年前のもの。これはまだサラッピン。「今どき馬で来るか?」 |
水主神社は社殿はともかく社叢が見事。特にこの樟樹。 |
そのクスノキ。木洩れ日がまぶしくも素晴らしくておもわずレンズを向けてしまった。 |
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さあ、そしてここからである。これは京奈和道の橋袂。現役だがなぜかフェンスが仰々しく思わず上流側へ取りつくとこれもフェンスで入れない。 |
この橋だ。向こうの丘陵地帯の手前がJR大住駅のはず。もう一度橋をくぐって反対側を確認するのが面倒臭く「エェイ!流れ橋へ」 |
で、下流を確認すると、新名神高速の工事中。遥か向こう真ん中右に愛宕山、左はポンポン山。手前天王山。 |
河川標識「三川合流点から9.0km」。 |
堤防や河川敷は家族連れで大賑わい。時すでに13時。水分しか入れていない腹にバーベキューの匂いが応えること夥しい。 |
堤防歩き4km、漸く流れ橋に着いた・・・ |
こっち城陽側の上津屋(こうづや)と向う岸八幡側の上津屋を結ぶ上津屋橋。一名流れ橋。会社OBハイキングで1回とY子さん同道で1回来た。3回目はこの状態で一瞬にしてアウト。どっと疲れが襲う。気分的に。散歩ならぬ散チャリで来ていたossanに聞くと「渡る心算で来たンやが。最近洪水は聞いてなかったから一昨年かな、流れたのは」。もうちょっと先で茶畑手入れ中のお兄さんは「今年は修理の予定なく、70cm嵩上げして来年以降らしい」などの情報が得られた。因みに帰宅後調べるとやはり昨夏流れたんだそうな。それにしても 階段のある竜飛岬の国道や、流れることを前提にした府道(この橋のこと)。共にスバラシイ。日本のお役所のやることとは到底思えない遊び心。 |
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半分予想はしていたものの渡れないとなると仕方がない。第二京阪道をくぐり、以前訪れた室城神社を遠望し、この階段で堤防を下り「腹ごしらえでも」 |
今年初めての冷麺で人心地がついて、下津屋から京阪バスで京阪淀駅。枚方・JR茨木経由帰宅。 |
今日の総歩数 14,926歩  ̄|△| ̄ ルートマップはこちら |