泉佐野の山から海まで  2013年5月31日

♣ 独 行 “和泉國式内社巡り−その2−” ♣

なかなか手がつかない先。その主な理由は一にかかって交通の便にある。前回の科長神社には及ばないが、ここは犬鳴山七宝龍寺を控えてなお1時間に1本しかバスがない。それを踏まえてなおかつ延着の多いJRの時間を見計らってというので畢竟、着手が遅くもなろうというもの。
 いやいや、ハイキングなのだが、山の中で、JR日根野駅からバスで20分かかっては、ね。許してつかぁさい。

式内・火走(ひばしり)神社。府道泉佐野打田線に沿って東面する。ネットでどう調べても下車するバス停の見当がつかない。辛うじて「下大木」「上大木」という集落名のついた名前が見つかったので「下」で下車したが、結局数百b不足であった。

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本殿向かって右の覆屋内に坐すのは「幸殿みゆきでん」で国の重文という。onmouse-up

神社は大木地区の鎮守。集落は深い樫井川の両岸に点在する。正面は犬鳴の山々で、越えると紀州。

大木小学校。バスのドライバ談によれば“山村留学”で街(要は泉佐野市街地)から何人か子供たちが日帰り“留学”しているんだそうな。往復はバスを使い。登下校時のみ停車するバス停もある。帰り道、乃公何も知らずにそこから乗車。ドライバもよく止まって下さった。謝々。
(背後は無名峰・339m。カッコいい山だ)

★バス停(臨)中大木→東上で下車。

バス停を降りると目の前が慈眼院のお花畑。

そして慈眼院本堂。この左裏の木立の中に国宝の多宝塔、重文の金堂がある由。全く見えなかった。

境内に咲くつつじ。和泉名所圖會には大井堰大明神(日根神社)の項目内に記載され、同社の神宮寺であったことを物語る。

そして日根野荘総鎮守である日根神社。これは200mの参道に鳥居が三つ続いた後にくる神門。この左方10mも離れていないところに慈眼院本堂があるということは、明治の例のあれがあるまでは境内を同じくしていたに相違ない。

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日根神社の背後につらなるのは桜で有名な(だそうな)大井関公園。春は花見客で賑わうというが、いまは緑一色で静かなもの。

そして道を何度も間違え、樫井川を渡って渡り返して、行き止まりになって。。。これってどうも関空道が邪魔をしているみたい。
 遠く雨山、小富士山。 onmouse-up の左端と右端。

行き止まりになって、ちょっと一服したとき、こんなん一杯咲いてました。蝶々が五、六羽群がっていたのですが、シャッター押すごとに何故か居なくなるのです。

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見えてきました。意賀美(おかみ)神社。国旗が上がっている。onmouse-up
でもなんか学校の校舎ッポイ。

拝殿前の大絵馬。在地の公立中学校の名前が書いてあるよ。これっていいの?

本殿まえのアジサイ。

さあ、ここから意賀美神社神橋を渡ってひたすら西北へ。日根神社御旅所まで 3km。そこから南海羽倉崎駅まで1.7kmとものの本には書いてある。でもなあ。これって判りやすいのだがクルマ道。何の変哲も無い。

しかし、JR長滝駅をすぎてしばらくのところにノーチェックだった蟻通神社。ラッキー。♪紀貫之大人冠之渕♪碑。

♪かき曇り あやめも知らぬ 大空に ありとほしをば 思ふべしやは♪ 紀貫之が通りがかりに遭遇した事故とそのリカバリ方法が語り継がれている。

蟻通神社神池と神橋。

ということで後は日根神社の御旅所をチラッとのぞき、羽倉崎駅で今日の予定終了。大阪もこの辺になると横幅が結構細いんだ、と実感。 式内社の詳細はこちら

今日の総歩数 18,294 歩    ̄|△| ̄   ルートマップはこちら