北摂の巡礼街道を歩く  2012年5月19日

♣ AZハイキング第132回例会 “中山寺から売布神社を経て清荒神” ♣

「北摂の巡礼街道」。この惹句は乃公の独り合点かもしれない。が、西国札所二十三番の勝尾寺から二十四番の中山寺を経て二十五番・播州清水寺へ至る道はまさにこの道である。久しぶりにメンバーのご家族も交えて20人を超える“同行者”とは相成った。無風快晴の中をいざ、行かんかな。

このショット、この1月にもあったなァ。けど、この中山寺山門、カッコいいんだよ。大きなわらじを供えられた仁王さんは新品みたいにキレイだったし。境内には安産祈願の妊婦さん、新生児を抱いたおばあちゃんなど大勢。門前にも、ホレ、この通り「新生児命名受付」の看板。“商売繁盛”でまずは結構なことです。

二つの石段はそれぞれエスカレータやエレベータを完備。流石にハイキング同好会メンバーは乗らなかったと聞いている(笑)。本堂ではお線香をあげ手を合わせる善男善女になっていた。

大願塔まえの鎮守社・福神社。

大願塔。ここで今日2枚目の集合写真を撮る。

門前から西に向かい、街道旅に改めてスタート。

阪急売布神社駅北の溜池畔を歩く一行。背後の繁みは神社ではなく、カトリック修道院。巡礼道らしい、か。

賣布めふ神社参道の鳥居。弘化5年(1848)建立。阪神大震災で傷み、4ヵ所が新しい石材で補強されている。

神社拝殿前の狛犬と社号標石。江戸中期、北摂の式内社20社の所在を同定した並河誠所のシゴトと伝えられる。(写真は2010年秋撮影)

◇ ここでお昼。シイの木などの社叢の下は快適。 ◇

境内の槙の巨木に寄生していた(多分)ラン。

石段途中で見かけたアザミ。これを見ながらお握りを食べた。

境内のカエデの若葉。ひと息入れて午後の出発。

囲碁の大会もここでありました元・某社健保保養所。ここから荒神さんへの道。

荒神さん参詣道途中にある祓禊みそぎ橋。

清荒神山門。左右の石碑は右「日本第一/清三寶大荒神天」、左「大界外相たいかいげそう」(【ここから聖域】の意)。

左に建つ石碑面「右大日如来」=正面清澄寺本堂の本尊、「左清荒神王」=左側・荒神社に祀られる。右上部の梵字は「バン」と読み大日如来を表し、左上部のそれは「ウン」と読み荒神を表すとされる。

その荒神社拝殿。(1月に詣でた時は撮り忘れた)

本堂前の一願地蔵尊。頭上にまで水を掛けて念ずればご利益があるということだが、残念ながら裾に届くのが精一杯だった。

荒神影向ようごうの榊。創建のとき、荒神が姿を現したと伝えられる。

ここで三寺社を巡ったハイキングは完了。諸般の事情で急遽予定を変更し、清荒神駅から電車で宝塚駅に出向き、恒例の行事に着手することに決定。
 乃公は参道入口で別行動をお許しいただき、宝塚への予定(徒歩)コースを辿ってみた。

8分で川面会館前。皇太神社入口通過。

ここに街道名表示板あり。「有馬街道」下に「京伏見街道/西宮街道/巡礼街道」。

ここが地図上で大凡の中間点だったので、清荒神から徒歩20分弱、2時半頃宝塚駅下でみんなと合流できたことになる。
 いつものことながら気侭な乃公の行動をご海容いただいたK大人そしてメンバー各位には感謝してもし切れない。いつもより酒量のささやかな大人を気遣いつつ、乃公は次予定のコンサートに向かったことであった。

今日の総歩数 19,453歩(ハイキングは約1万歩)    ̄|△| ̄   ルートマップはこちら

応接室にK大人ご来駕
 

行程表及び参加者

 

中山寺1

 

中山寺2

 

清荒神1

 

清荒神2