二名峰 恥ずかしいのか 顔隠し  2011年5月27日

♣ きょうだい旅行“尾瀬散策”三日目 ♣

     

♪ 夏がくれば 思い出す はるかな尾瀬

尾瀬三日目。当初予定では、長蔵小屋→(尾瀬沼北岸経由)沼尻→見晴→尾瀬ヶ原(下・中・上田代)周遊→見晴・第二長蔵小屋(泊) であったが、最終日の身体的負荷を考慮して急遽長蔵小屋に二連泊と決定。そのため尾瀬ヶ原周遊は見送り、見晴で近辺散策するにとどまった。この判断は正解だった。『沼尻→見晴』間で予想外の齟齬が生じたこともあって、小屋帰着が17時頃になった。

長蔵小屋玄関に掲出された本日の天気『曇時々晴』。果たして?

7時40分出発。大江湿原を横切って沼の北岸を行く。目の前にミズバショウの小群落。

浅湖あざみ湿原木道。

沼尻平木道四辻。向かい(北)へは燧ケ岳への直登道。霧が深く相変わらずピークが見えない。

あらかた雪の消えた沼尻平の休憩所。無人。遠くかすかに三平下方面が見える。

尾瀬沼から沼尻を経て尾瀬ヶ原へ流れ出る沼尻川の清流。

途中で見かけたダケカンバ。え?変な想像をしてはいけません。

湿原・白砂田代の木道ですれ違った若者グループの一人に撮ってもらう。この辺は融雪の直前か。

山葵ワサビの花。噛むと特有のツーン感がある。

猫の目草ネコノメソウ

ようやく見晴へ出る。正面に顔を隠した至仏山。湿原に雪はない。前方の樹林帯は湿原を二分し、その中を沼尻川が右方(北)へ流れている。よく聞くとあの向こう側の方が水芭蕉のメイン地帯だと。残念!

今日の宿予定だった第二長蔵小屋。キャンセルしたにも拘らず、長蔵小屋連泊ならと快く応対して頂いて感謝。

小屋前の温度計は9℃。時刻は11時15分。やはりそれなりに暖かくなりつつあるのだ。雪も融けようというもの。

水芭蕉。“本場物”。でも心なしか色がもう一つだ。

座禅草ザゼンソウ。見晴の先の木道の間で見つけた。色が濃紫色なので見逃しやすい。存在は知っていたが、現物とは初遭遇で感激。

座禅草その2。前者の10mほど先の、これも木道の間にあった。色はやや薄めで少し大振り。

与作岳を背に1,538mの“小山”。あの裾を沼尻川が流れる。

振り向けば見晴の小屋群の上に燧ケ岳。雲はいっかな去らない。

その右。鞍部はさっき越えてきた尾瀬沼林道が通っており、ここ尾瀬ヶ原との標高差約280m。それを再び登り返す。いざ。

イワナシ。この小さな花が目立つ。

枯葉色一色の山に微かな彩りが。

白砂乗越のいくつかの雪坂でアップダウンを繰り返す。

沼尻休憩所到着15時半。一息入れる。

17時前に漸く長蔵小屋帰着。お疲れさん。よう歩いた。写真は「元長蔵小屋」。建物はさして古くはないが、旧い小屋のあった位置だという。

今日の総歩数 28,524歩    ̄|△| ̄   ルートマップはこちら