田能、それは高槻のしょうぶ園のあるところ。一度行ってみたいと思っていたが、なにしろ遠い(高槻市とはいいながら殆ど京都)のと、バス便が極端に少ないので断念していた。先日高槻市営バスに電話し、@田能へは阪急などほかのバスは行っていないA亀岡へ(から)のバス便はないB日曜祝日で午前中3本のみ(8:40;10:03;11:48)ということを確認し、めどがついた。それで今日急に“行って来るわ”ということになった次第。 ローソンで弁当と缶茶を仕入れ、8:39のバスでJR茨木へ。9時着。2列車見送ってつぎの9:14の各停に乗り、高槻は9:20着。少し早いかなと思いきやなんと3つのバス停は行列。びっくりして早速2番乗場に並ぶ。しかし摂津峡、ポンポン山方面の客が多く、上ノ口や原大橋行きはドンドン来る。10:03で中畑行きが来たときフト後ろを見ると、何と2番乗場は蜒々長蛇の列ではないか。(あとで運転手の車内アナウンスで臨時が出たことを知ったが) |
|
やがて入口。入場料512円也を払って入場。いや、こりゃどうじゃ。しょうぶなんて何も咲いていないではないか。5月になったばかりではあたり前か。しかし山つつじが山肌をピンクに染めている。そこにシャクナゲの群落。あわてて説明パンフレットを読み返す。すると4月末から6月初旬までは“シャクナゲ園”で512円。6月初旬から7月初旬までが“しょうぶ園”で700円ということのようだ。 |
|
山の斜面に入って行く。小さな尾根の向こうにミズバショウの群落。今が盛りだが寿命は短いみたい。斜面には小径沿いにいろんな種類のシャクナゲが植わっており、丁寧に種名が記されている。バラみたいにまっ赤なものから、ピンクの濃いの、淡いの、白、ツートンカラーなど目を奪われる。ここはシャクナゲを名物にした方がいいのではないか、そう思わせるほどの見事さである。 |
|
シャクナゲ@ |
|
シャクナゲA |
|
ミズバショウ |
|
シャクナゲB |
|
ミツバツツジ? |
|
シャクナゲC |
|
シャクナゲD |
八重桜? |
人また人のシャクナゲ山をのがれて食堂の南に出ると、そこにはもとのままの山里が広がっている。 |
スギナ、イタドリに目を奪われながら歩く。だらだら登りで中畑集落へ。11:55中畑バス停から南、山と山の間にポンポン山が顔をのぞかせる。静か、ほんとうに静かだ。車もほとんど通らない。中畑回転場(バスの方向転換するところ)で12時を過ぎる。 |
狭い峠道を経て「京都市」の標識から外畑集落へ入る。しいたけの直売店を過ぎると、左の山の上に巨大な変電所。持参の地図には載っていない。美容院が1軒、やや異質感をただよわせながらポツンとあるだけでひっそりとしたところ。市会か府会の選挙ポスターがようやく京都へ来たことを感じさせる。正面に小塩山がてっぺんに通信アンテナを乗せてもっこりとそびえる。 |
ここから道は細くなり、殆ど1車線で谷の中に入る。12:38出合。ここで二つの流れが合流し、出灰方面へ流れる。道は左折して峠に向かう。 |
途中左の山からの水が水はけが悪いため道路にあふれ、靴を没せんばかりの場所がありびっくりする。何とか通過。 |
|
しばらく熊笹の快適な道が続いたあと、下り一方の杉林の中のうっとうしい道になり、産ノ滝を経て13:15金蔵寺到着。ようやく飯にありつく。食事後お詣りをして南春日町まで歩き、14:44の阪急バスで東向日経由帰宅。山を登ったわけでもないのに、久しぶりのせいかしんどい。ただし快い疲れだ。 |
|