♣ 独 行 “江州守山の御坊を巡る” ♣
仏前に備える水を「閼伽水」といい、これはラテン語の「aqua」から転じたものというまことしやかな説を聞いたことがある。これをタイトルに持ってくるあたり半可通代表の乃公らしいといえばそれまで。事の真偽はともかく、今日の第1ターゲット「赤野井」地区のど真ん中に東西本願寺の別院が存在を示す。 =JR岸辺北口/岸辺=守山/守山駅=赤の井別院BS→ |
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駅前広場でインド料理店のチラシ配りを避けつつ待つこと小一時間。漸くバス到着。ここから半時間バスの旅。 |
赤の井別院BSで降りると目の前に神社と寺院が並立する。小津若宮神社と真宗大谷派の寺院・専念寺。 |
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小津若宮神社。以前参拝した小津神社の御旅所として祭礼の折賑わうという。論社というのでなくて式内社の若宮(もしくは御旅所)ということで加えることにした。因みに小津神社はここから西南西1,300bに坐す。 |
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正面通路に「教如上人御墳墓地」の碑。本堂の脇にお墓がある。 |
東面する山門。豪壮な本堂に比し何とも小ぶり。?どこにも寺号の表示がない。珍しい。 |
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赤野井別院。東本願寺の別院・御坊。浄土真宗大谷派。寺号は大恩寺。本尊は阿弥陀如来。 |
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本堂全景。左手前に教如上人墳墓の入口。 |
南門脇、鐘楼を背に「大谷派別院」の碑。 |
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そのほぼ向かいに「本願寺赤野井別院」と「蓮如上人御舊跡」の碑。左向こうは太鼓楼。つまりここからは「お西さん」境内。 |
休息所。 |
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本願寺赤野井別院。西本願寺の別院・御坊。浄土真宗本願寺派。寺号は顕証寺。赤野井御坊。 |
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本堂全景。 |
山門。正式の門なのだが、さっきの東別院同様小ぶり。ここには寺号板が掛かっていた。「浄土真宗本願寺派/本願寺赤野井別院」 |
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「大庄屋諏訪家屋敷」は「本日休館日」だった。 |
ここは史跡として守山市の文化財に指定されている。背後に東別院の大屋根が見える。 |
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「玉津学区歴史散策マップ」一部拝借 |
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そう、上記地図をみて、あと3ヵ寺も写真を撮っていたので追加することにした。左から専念寺、常照寺、福正寺。いずれも真宗の寺院で専念寺は大谷派(東)、他の2寺は本願寺派(西)という。 |
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以上で赤野井の在の探訪は終わり、金ヶ森へのバスの時間となった(因みに専念寺門前にある赤の井BSの守山駅方面行きは昼間2時間に1本)。乗ったは良いが発車すぐ対向バスと待ち合わせで止まってしまう。バスが行き違うだけの広さがない、文字通り“田舎道”。そのうえ金ヶ森を通らないのでどこか最寄りのBSで降りて歩かなければならない。その最寄りBSがわからない。もうスマホのMap首っ引き。。エイヤッと下の郷東BSで降り、金ヶ森へ歩く。その距離約1.1`。BSを見つけてからまた金森御坊を探してウロウロ。 =赤の井別院BS→小津若宮神社→専念寺→東別院→常証寺→西別院→福正寺→大庄屋諏訪家屋敷“前”→赤の井別院BS=下の郷東→ |
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この「蓮如上人御舊跡」の標石を見つけたときはホッとした。“ここを入る”のだ、と。 |
ところが、だ。行き着いたのに、門ががっちり締まっている。堺金岡でもそうだったナ。 |
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それでも塀越しに境内、そして本堂の写真が撮れた。懸所金森御坊。門柱右にかかっていた「懸所宝塔」はどうやら向かって左の灯篭の向こうに見え隠れする、あれらしい。(↙) |
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重要文化財「懸所宝塔」。onmouse→石塔up |
真正面には「蓮如上人御舊蹟/真宗大谷派善立寺」。門はともかく本堂らしき建物見当たらず。 |
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境内の一角に「蓮如上人御舊蹟/秀光臺善立寺」碑。手前面には「金森 道西坊」とあった。 |
伝 蓮如上人杖掘池。 |
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探したら何ぼでも出て来そうな「蓮如上人旧跡」だが、金ヶ森東BSの時間13:04が気になって小走りで間に合わせる。ところが、だ。守山駅終点ということで気楽に乗ったはよいが、この循環バスがとんでもない大回り…湖岸近くまで行くわ、GUNZE工場の近くを通るわ、小津神社の前を通るわ、すぐ近くに赤野井御坊の2つの大屋根は見えるわ等々、思いもかけぬ観光バス旅行とは相成った。でも無事13:35守山駅着。このあいだヒル抜きで帰宅し顰蹙を買ったので駅前でサラメシ風ランチを食して新快速の人となる。 下の郷東BS→懸所金森御坊→善立寺→蓮如上人杖掘池→金ヶ森東BS=守山駅/守山=茨木/JR茨木= |
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今日の総歩数 10,765 歩  ̄|△| ̄ ルートマップは省略 |