爆音が轟く利倉春日神社  2020年6月20日

♣ 独 行“豊中の春日社参拝略完了” ♣

利倉への交通を調べたら、2回乗換で阪急曽根。そこから歩くのは服部からよりも近い。そうしようと決め途中乗換時間が1分というのを無視して出発。ところがあちこち回ってきた12番バスが10分がとこ延着したのでアウト。津雲台7丁目から南町3丁目まで2`弱歩くハメになる。このあとのバスが熊野田や旭ヶ丘を経由して一寸したセンチメンタルジャーニーになった(→昭和36年)。

阪急曽根から南西行1.4`。住宅街を斜行するのは案外難しい。しかし阪神高速に突き当たった場所が豊中H病院を右に見るという♪ピンポン♪ポイントだったので、ま、良しとしよう。

“蛍ドーム”なるものが近所にあるらしいが、見えなかった。橋らしくない橋・南武橋を渡り流れに沿って南下。

轟音で仰げば大阪空港へ着陸する飛行機が。これは第1滑走路向きらしく少し外れていた。

国交省が行っている下水道整備事業の一環「甦る水100選」の一つに選ばれたという「豊中市・蛍舞い飛ぶ自然の親水水路」。ここがその「新豊島川親水緑道」だということは帰宅後調べて初めて分かった。たしかにきれいな水が流れていたし、その水を利用して蛍の季節に“蛍ドーム”で催事があるらしいことも納得。

親水緑道の途中に鹿を彫った燈籠。そう、ここが春日社。但し“お勝手口”。

入ると末社(摂社?)天満宮、稲荷社の傍に出る。

通称に「利倉=」がつく春日神社。攝津名所図絵には「牛頭天王祠(ごづてんわうのやしろ) 三所あり。一は利倉村にあり。こゝに金鼓あり。に曰く、『明徳二年七月藤原秀安奉納』。一前は莊本村(中略)一前は神田村にあり(後略)」と簡潔な記載があるのみ。境内の由緒碑抜粋「御祭神 素盞嗚尊/創立年 千二百年前/本殿 慶長二年(1529)建立/当社は生命の神様で病気平癒厄除の神社として古来より尊崇されてきたのであります。第五十三代淳和天皇(823)の皇后正子内親王殿下は当社に病気平癒のご祈願あらせられた處難病が平癒され御殿料百石をご寄進された云々(後略)」。写真は左から社頭一の鳥居と社号碑、二の鳥居と社殿、本殿。明治初年に春日神社に変更するまでは牛頭天王社だったとのことで、祭神が天児屋根命でない理由はそれによるものらしい。

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社殿(拝殿と本殿が一つになっている)は鬱蒼とした社叢に囲まれ森厳ということばがピッタリ。向かって左の灯籠を従えた小祠には「皇后塚」とあり、皇后正子内親王を祀ったものらしい。
ㅤ参拝中も阪神高速からの音は絶え間なく響き、数分ごとに真上を超低空で通過する飛行機の爆音はシャレにならんくらい喧しい。このお社の西に広がる利倉の集落は大変だろうなと思わず独り言ちたことであった。

お社真ん前から阪神高速空港線をくぐって東に真っすぐのびる豊中吹田線(R145)。反対側(西)はすぐ利倉集落に突き当たる。信号向こう左の茶色いのは大商学園高

真っすぐ1`半歩くと阪急宝塚線を服部天神駅(もと服部駅)のところで越える。

更に東500bで天井川の天竺川を越える。服部とはいいながら服部緑地公園はこの川を遡ること約1`。

今日の第2ターゲット・南郷春日社のある今西家屋敷だ。その昔は二重の堀に囲まれていたと伝える。

いまも今西氏が居住される屋敷の長屋門。東面する。石標左は「南郷春日神社」、右「史跡春日大社南郷目代今西氏屋敷」。攝津名所圖繪にいう「南郷春日~祠(なんがうかすがのやしろ) 小曾禰郷南郷村にあり。當社は承平年中平將門征伐の祈願によって、俵藤太秀郷此地に春日~を勸請し、南郷五ヶ村を~領とす。其外南都の~領、攝州に於て七萬石餘ありし由、當社大田文に見えたり。南都にて~職の座を頒つに、南郷方・北郷方の名あり。~主今西氏は南郷方の社家にして今に相續す。~庫に後醍醐帝の綸旨二通(中略)あり。又文治年中より天正の末までの田圃の地籍壹百餘巻に及ぶ。元龜天正の兵亂に罹って、社頭大に荒頽して今の如し。南郷生土~として村民敬祭す」。GoogleMapによれば、社殿はこの門内部に東面して坐す。


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南郷春日神社(豊中市のサイトにリンク・謝)

幼稚園児時代の長男が肘骨折で入院手術したクリニック。大分前に閉院したらしくここ数年空き家のまま。(onmouse-9年前の写真up)

=津雲台7丁目BS→南町3丁目BS=阪急曽根BS→利倉春日神社→浜K家坐春日神社→Y整形跡→小曽根BS=

帰路のバスルートに一驚。江坂駅→R479→糸田川沿い北上→豊津駅→市役所前(阪急吹田)と経由する。JR吹田では45分待ちということで考えたが、辛抱堪らず久しぶりにJRを使う。JR吹田から山田方面はやはり不便。吹田市山田でなく千里市山田なのかなとマジ考えたことであった。

今日の総歩数 (不明)   ̄|△| ̄   ルートマップはこちら