「箕面の町の史跡探訪・萱野・新家・小野原コース」と大見えを切ったものの、継ぎはぎの感は免れない。一つは前回探せなかったところを再訪、二つ目は前回行った前半のいくつかを省略したこと。ところによっては「箕面市教育委員会」の立て札があって丁寧なのだが、ないところはおっそろしく見つけるのが困難なのだ。ま、ぼやいていても仕方がない。探すのだよ、丹念に。…かくして先日来た道を改めて辿り、しかる後今日のコースへ、いざ。。
Farfugium japonicum (L.)・・・って「ツワブキ」のこと
なんでやろなア、このお墓の中を丹念に探したつもりなのだがこれが見つからない。頭だけかと思っていたら目もボケてきたか。二度目でもまだ見つからん。
仕方がないのでコースマップ④まで戻り、本日の探索行開始。④萱野道分岐の道標。先日はこれを右に見て分かれたが今日はこの道を行く。
曲り池。もとは農業用水用、つまり溜池だったのだろう。今や公園扱い。新池はここから東行約200ｍ
新池（左フェンスの向こう）南側にある⑤京・みのおの道標。④萱野道分岐の道標（上）とそっくり。
新池の東側にあるとたいけ公園（当対池は新池の北にある、いわば兄弟池）
左写真の左奥に見える灯籠のそばにこの⑥新池の庚申塔がある。
これが新池。当対池は木立の向こうにある。
新池から約500ｍでここ萱野交差点。R171と新御堂筋とが交わる。モノレール延伸・終点駅工事中。（ここのそばに⑦箕面山への道標があるとのことだったがドジで見落してしまった。）次へ行こう。
R171から旧西国街道が分岐する西宿2丁目
西宿児童遊園の片隅にあった⑧西宿の愛宕社。祠はなんとステンレス製
そこからすぐ⑨西宿の北向地蔵（左）と庚申塔（右）。後者はともかく、前者はとてもお地蔵さんを祀っているようには見えない。辛うじて左側の灯籠下部に彫られていた「卍」マークで不承不承？納得する。
そこからまたすぐにあった⑩今宮の庚申塔。これは探した。今宮交差点に出るまで気付かず、戻って妙な茂みがあるということで（左）わき道に入り込んだら（右）樹に抱かれたような形で見つかった。箕面市内でよく見かける庚申塔はそれなりに守られているが、これは壊されてはないものの“打っ棄ゃられた”状態。痛ましいとさえ思えた。
眼病に霊験新ということで知られる楊谷寺こと柳谷観音の講人が建てた⑪柳谷観世音菩薩の碑。昔はここから天王山の奥までお詣りに行くことが大変だったことを物語る。
今宮交差点。この6月16日に左向こうに見えるコーナンも時の人ならぬ時の店になった。
箕面墓地公園の渡り廊下ならぬ“渡り橋”。1961年に歩いたとき撮った写真では「箕面霊園」の近所に何も写っていない。60年近く前のことだもんな。今は昔
⑫勝尾寺大鳥居。写真だけで通過
⑬小野原の西の常夜灯。この手前路地を右折したのが早とちりでぐるぐる回る羽目に。Mapがたまたま次2つへのルートを示してなかったから・・・いやこれは言い訳
家並みを出外れると社叢が嫌でも目につく⑭小野原の春日神社。早く右折してしまったのでほぼ社域一周無駄足をした。左は一の鳥居、右は拝殿。子供たちの小さいとき初詣と称した箕面のお社ハイキングでよく訪ねた、そのうちの一つ。
ここで思ってもみなかったトラブルに。メモリカードが一杯というメッセージが出て本殿の写真が撮れなくなった。パニクリかけたが、あと残るポイントは4つ。至近撮影写真中許せるものを数枚消去し、極力1ヵ所1枚で、と肚に決め次へ向かう。が、次もだいぶん探した。何しろこの春日神社以南の開発のされようは尋常ではない。この辺は良く歩いた筈なのにこれだけ“街”になってしまうとまるでエトランゼだぜ。
これも開発のあおりを食ったか地域の墓地も移転したとかで古い集落の墓地にしてはおっそろしくキレイに整備されている。⑮与兵衛の泣き地蔵はその入り口近くにあって開発で集められたのであろうお地蔵さんを含む石仏と一緒に祀られていた。
東北行し旧西国街道にもどって約1km、⑯小野原の東の常夜灯 に到着。妙な三差路の角にある。
同所にある⑰楠水竜王と道標。左は七字名号碑。右手前は「左 京ふしみ道」の道標だが、西から来ると真っ直ぐ行ってしまいそう。←で「妙な三差路」と書いた所以
⑱須賀神社跡。跡だそうだがしっかり祠が新築され、「須賀神社」の碑も建っている。右の祠はお稲荷さん
同所前にある石造の台はここを御旅所とする春日神社の神輿台だという。
春日神社境内でカメラのカード残量ゼロになってからは今日の予定をこなそうという気持ちだけで歩いた。ということは終盤結構シンドかったことを告白する。関西スーパー前まで戻り（バス）北千里（阪急）山田経由で帰宅。
今日の総歩数 ★歩 ￣｜△｜￣ ルートマップはこちら
