♣ 独 行“ 城下郡 の式内社巡り” ♣
何やかんやいろいろございましてウォーキングは久しぶり。 ▲大和の式内社一覧ページは こっち |
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JR桜井線長柄駅。正月の和歌山線志津美駅とはえらい違い。因みにここは天理市。 |
駅を出るとGoogle Mapはこの水路沿いを指示する。大丈夫か? 行けるのか? |
大丈夫だったようで、この老田のため池畔に出た。遠く金剛葛城、手前の杜は多分... |
池の西北隅にこの灯篭 “白鳥社” |
今日の第@ターゲット・白堤神社。神社の説明版では祭神が日本武尊云々とあるが、ネット上ではそれも疑わしい上に社名も“しろつつみ”が正しいのでは という情報が多い。でも灯篭にも白鳥とあってそれなりの伝承があるのだろう。境内には地主神の大熊社はじめ摂社がずらり(見えるかな?) |
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左から社頭鳥居・拝殿・本殿。すべて西向き。↓下は社叢(南側)。大和名所図会にこう記す。 |
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途中の某邸で見かけた紅梅。シーズンなんだ |
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といっているうちに着いたのが今日の第Aターゲット・倭恩智神社。溜池の畔に坐す。倭恩智神社(やまとおんちのじんじゃ) 海知村にあり。〔神名帳〕に出づ。【大和名所図会】 |
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どういう因縁なのかこの小ぶりなお社の境内にいろんな灯篭・石碑の類が。左は「春日神社」、右は「牛頭天王」⇒こちらは祠の表札が「八幡神社」とあって何やようわからん。 ふつう「牛頭」ときたら「素戔嗚」とくるんだが |
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このあとGoogle Mapの気紛れで田圃の畦道を歩くよう指示があったので無視。回り道したら塵芥集積場に入り込むわ、犬に吠えられるわで散々。 |
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大和川の土手の道から東・三輪山を仰ぐ。“大和棟”ではないが瓦葺・白壁で土蔵もあって、という風景は何かしらホッとする。 |
振り返って二上山を西望する。手前の杜は、ヤヤッ。 |
そう。式内・岐多志太神社は今日の第Bターゲット。左から社頭鳥居と社号標石・拝殿・本殿(微妙な角度で写し込めず残念)岐多志太神社(きたしたのじんじゃ) 二座。〔神名帳〕に出づ。在所不詳。【大和名所図会】 |
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おもわず振り返りたくなる小社。参道・鳥居は西向き(西から東へ向かって参入する)だが、社殿はすべて南向きというよくあるスタイル。 |
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南東へ500mにある村屋神社二の鳥居からさらに南100mに一の鳥居がある。この100mは一般道に変身している |
左図小橋の手前に庚申塚があった。打ち捨てられているようでいて実態はそうではないらしい様子。 |
二の鳥居。何々?幟に「村屋坐弥冨都比売神社」って書いてある |
参道に櫛比する灯篭は氏子の寄進 |
これが今日第C番目のターゲット村屋坐彌冨都比賣神社。古くから「森屋の宮」として大事にされてきたイチイガシの森は県指定天然記念物。写真左は拝殿、右は本殿。村屋坐彌富都比賣神社(むらやにいますふつひめのかみのやしろ) 蔵堂村にあり。今天王と称す。十四村の氏神とす。〔神名帳〕に出づ。土人森屋のやしろと呼ぶ。【大和名所図会】 そしてこれからがすごい。境内摂社3社も式内社なのだ |
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Dまずこの拝殿右脇に坐すのが式内・村屋神社。南北朝時代までは川向うにあったが戦火に逢いこちらに遷座したという。村屋神社二座 蔵堂村にあり。今天王と称す。十三村の氏神とす。〔神名帳〕に出づ。【大和名所図会】 |
Eそして本殿左脇に坐すのが式内・服部神社。ここも西2kmの地にあったが村屋社同様兵火にかかり神主がご神体を背負ってこちらに遷したと伝える。 |
F最後に控えしは式内・久須須美神社。通称恵比寿神社。拝殿左脇に坐す。久順々美神社(くすゝみのじんじゃ) 〔神名帳〕に出づ。在所不詳。【大和名所図会】 |
弥冨都比売神社全景。以上のほかにも摂社があり、この地区の様々なお社に関わるトラブルを一手に引き受けた感がある。 |
今日の最終ターゲット・式内千代神社を併祀する森市神社。左から社頭鳥居・拝殿・本殿。本殿向かって右が千代神社といわれるが表示が何もない。当社も大きな溜池の畔に坐す。大和名所図会に謂う。千代神社(ちしろのじんじゃ) 八條村にあり。今八幡と称す。〔神名帳〕に出づ。 |
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森市社から寺川を越えて約2km。田原本の旧市街に入ると「古い町並み」のもつ、ある種言いようのない雰囲気に浸ることが出来る。正面150m向こうには田原本御坊・浄照寺。手前の四つ辻には田原本町の道路元標などが林立して、ここが町の中心であることを示している。 |
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以上で今日の式内社巡りは終了。これで城下郡はあらかたクリアした(二・三残っているが)ことになる。今日のようないい日和は逃さずにせいぜい歩くことにしよう。2月AZハイキングは天神さんということで愛宕・葛野の両郡で落穂拾いになるかも知れない。それにしても今日は結構歩いた感が強いのに総歩数はアンビリーバボー。 |
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今日の総歩数 11,500 歩(疑)  ̄|△| ̄ ルートマップはこちら |