この記事はさえらのすしが参加できなかったAZハイキングの記録で 写真撮影者K氏のお許しを得て掲載する。多謝。



第157回 清流にバイカモを訪ねる

 

日 時:2014年7月19日(土曜日)

コース : JR醒ヶ井駅→地蔵川沿いにバイカモを訪ねて散策→醒井宿資料館(旧醒井郵便局)→十王水→醒井宿資料館(旧問屋場)→延命地蔵尊→居醒の清水→高度不詳の水準点→日本武尊像→本陣跡→バスで養鱒場へ→食堂(美ます)で打ち上げを兼ねた昼食→養魚池→イトウやチョウザメの水槽があった展示コーナー→出口→徒歩でJR醒ヶ井駅へ(約4`)

出席者:  門脇氏、釜坂氏、木津氏、佐々木さん、真常氏、中居氏、西氏、林氏    他特別参加  小林氏  以上9名

「美ます」の前で

梅雨末期で多少の雨は覚悟していましたが。幸い傘をぬらすこと無く終わることが出来ました。

集合場所の「醒ヶ井駅」から「JR東海」の範囲に入ります。 そのためか「JR西日本」の「ICOCA」が受け付けられず、改めて別途運賃を払わされた方が居られました。

何時ものように定刻には全員集合されましたので、空模様を気にしながらとりあえず目的のバイカモを見に行くことにしました。 まもなく一風変わった建物がありました。 入ってみると「醒井宿資料館」となっていましたが、資料に依りますとこの建設は木造ですが、「ヴォーリズ」が設計に関与していたとされていました。

歩き出して直ぐ地蔵川に架かる橋の袂で集合写真を撮ろうとしたのですが、なかなか集まらず、とうとう最後には撮ることも忘れてしまいました。 橋を過ぎると直ぐ川の中に「十王水」と書かれた石碑がありました。 「十王」というのは「閻魔」様を始めとする地獄で亡者を裁く尊格のことだそうです。 この辺りから「バイカモ」が見られましたが、矢張り花が小さく、流れのゴミが目立って仕様がありませんでした。

間もなく昔の問屋さんのお店が「資料館」として保存されていました。 ここの水槽には「ハリヨ」が飼育されていましたが、水温が低くガラス面が露で覆われていて、細かい所はよく見えませんでした。

直ぐ上流にはかなり大きなお堂があって「延命地蔵」と書かれた提灯がぶら下がっていました。 地蔵堂の直ぐ傍に石のお地蔵さんと水準点の標識がありましたが、標高も経度緯度も記載はありません。 後で脇地氏に教えて頂いた地図では[標高 119.5b]となっていました。 山手のかなりの高さの石垣の上に「加茂神社」がある下に、日本武尊の石像があり、直ぐ傍に「平成名水百選 居醒の清水」の立て札とこの泉に纏わる伝説が紹介されていました。 面白いことに「伊吹山」での伝説では山の神が白いイノシシになって現れ尊に毒気を吹きかけたとなっていましたが、ここでは「伊吹山に住み着いた大蛇」の毒気によってとなっていました。 しかし、いずれもこの「居醒の清水」で復活されたとなっています。

一旦駅前に戻り、バスの時刻を調べたところ直ぐ来るとのことで、往きをバスに乗ることにしました。 醒ヶ井養鱒場までバスだと20分程で到着です。 水温12℃の水のお陰で園内の気温もやや低いようです。 一度に全員座れるかどうかを気にしていましたが、今日は問題なく座れました。 前回来たときも「マス尽くし定食」だったと思いますが今回も「打ち上げ」も兼ねて一寸豪華な定食を注文しました。 ビールを飲んだりしていると雷鳴がして雨もしっかり降ってきました。

幸い食事が終わった頃には雨も上がり、イトウやチョウザメの水槽など園内を見学した後、帰路は歩くことにしました。 緩い下りが続き「ネムの花」等を見ながら約1時間で駅に着きました。 時刻表では直ぐに来るはずでしたが、浜松辺りで豪雨があった所為でしょうが、電車は随分遅れて、説明も無く1時間ほど待たされました。

[木津 記]


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