上ヶ原台地の其処かしこ  2014年3月15日

♣ AZハイキング第153回例会“甲東梅林から関学・女学院のヴォーリズ建築を訪ねる” ♣

2月例会中止・計画順延というAZハイキング史2回目の珍事を乗り越え(笑)、今日は久しぶりのメンバーを交え14名(打ち上げにプラス1名)が参加。あと関西学院の学食で早昼を済ませ、主に関西圏で建築にたずさわり各方面に活躍したヴォーリズ設計の校舎群を訪ね、南方すぐの神戸女学院に足を延ばした。メンバーの一人の独白「日本に居るような気がしない」。岡田のお山を下り、がらりと向きを変えて門戸厄神に詣で、いろんなお願いごとをして今日の予定終了。距離は短いが変化に富んだコースを楽しんだ。

今日の案内者KTさんスタート時に曰く「石段95段あります。きつい方は1停留所だけだけどバスを」。スロープを歩くとくねくね曲がるので95もの石段がほぼ直線のショートカットになる。バス利用者があったかどうか知りません(笑)。そう、われわれは「♪武庫の平野♪」から「♪上ヶ原♪台地」(いずれも関西学院大学校歌より引用)へ標高差石段95段分を登ったのである。これを登山と言わずして何と言おう。呵々。

甲東公民館の前にこじんまりとまとまった梅林は、明治時代に当時の貿易商芝川氏が拓いた果樹園に梅、桜等を植えたのが始まりといわれ、品種は39種(約190本)に及ぶという。

これで梅林のほぼ全景。

ピンク@

ピンクA(枝垂れ)

紅@ click-拡大

ピンクB

ピンクC(枝垂れ)

紅A click-拡大

白A

梅林を出で右を見ると真正面に関西学院の正門、そして関学の象徴ともいうべき時計台が甲山を背景にその雄姿を見せる。ここからヴォーリズ設計の校舎群訪問開始。

このアプローチが関学の象徴的風景。

ランバス記念礼拝堂(1959)

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関西学院大学時計台(旧図書館:1929/国指定登録有形文化財) onmouse-up

ちょっと早かったが学食でお昼。安い!

構内に咲く山茱萸(サンシュユ)

KCへの道端に咲く酢漿草(カタバミ)

そして神戸女学院。聖和キャンパスを通過させてもらう。
女学院は乃公にとってKGさんより馴染み。というのは所属する合唱団が指揮者のつて・・(もとエライさん)でオケ合せ練習によく使わせてもらっているのと、音楽学部の「メサイア」助っ人参加などいろいろあったそのせいで。

KCもKGも(聖和キャンパス含め)さほど雰囲気は変わらない。ただKCの特徴は頑丈に屋根壁付きで作られた渡り廊下の存在。

国の登録有形文化財の講堂。ここで行われたXマスコンサートに出たことがある。

噴水を中心に西洋式庭園を囲む建物群の一・文学館。

上記に対面する理学館(左)と北側を扼する総務館(右)。いずれも上記同様の文化財。

庭園内で見つけた山梔子(クチナシ)の実。

キャンパス内に、アラ珍しや、お社が・・表示が一切無いが、式内社・岡田神社だという。

シェイクスピアの作品に登場する植物約100種が植えられているという「シェイクスピア・ガーデン」。ちなみに真ん中の噴水は神戸女学院の校章・三つ葉のクローバーの形になっている。

左はジョージ・オルチン記念音楽館、右の音楽学部1号館は国の文化財。

ここでKCに別れを告げ、正門を出て左へ。約700m北行で門戸厄神。

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門戸厄神東光寺正面。お寺のようでありお宮のようでもある。議論の末、両方なんだろう、という締まらない結論になった。

本堂前で。乃公が記念写真を撮るのは珍事に属する。アレ? 3人こぼれた。。

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厄神参道が電車沿い道路に突き当たるところにある石碑。♪日本三體 厄神明王道/是ヨリ五丁♪
  onmouse-説明板 up

[ヴォーリズについて] 関西あちこち(関東にも散在する)で特徴のある建築を手掛けた、というより、我々同志社人にとって先ずカレッジソングの作詞者であるヴォーリズ。今年が彼の没後50年とは帰宅後調べて初めて気付いた。(詳しくはこちら

ということで今日の予定終了。門戸厄神駅近くのお店で、遠路駆けつけて下さった富山さんを交えて盃を挙げた。

応接室にK大人ご来駕
 

行程表及び参加者

 

愛蓮門戸店にて打ち上げ

 

同左

今日の総歩数 14,877 歩    ̄|△| ̄   ルートマップはこちら