♣ きょうだい旅行 “徳島・山から街から海まで” 2日目 ♣
お山の天気は変わりやすい。よく言われることだが、昼過ぎには最終目的地へ着くように、と。7時朝食、45分出発。宮尾登美子の『天涯の花』で一躍有名になったキレンゲショウマにいざ見参。 |
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見ノ越のリフト駅。ここで標高1,420m。 |
8時にリフトが動き出す。改札傍の表示「8時現在/天候くもり/見ノ越18℃/西島17℃/頂上16℃」。 |
リフトから西方に三嶺を望む。標高1,893mで高知県との県境であり、剣山国定公園の西端。ちなみに高知県では<さんれい>と呼ぶとか。 |
終点西島駅(1,750m)の建物が見えてきた。見ノ越駅から330m上がったことになる。そしてその向こう右が剣山頂上。 |
四国風露(シコクフウロ:イヨフウロ とも)。登山道のほぼ全域で見かけた。こういうふうに全開もいいが、開きかけがなんとも風情があってよろしい。 |
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細葉山母子(ホソバノヤマハハコ) |
高嶺弟切草(タカネノオトギリソウ) |
西島でリフトを降り尾根を昇る。左(東)方は穴吹川筋。この後あっという間に全部霧で埋まってしまった。 |
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アザミ |
刀掛けの松ポイント到着。左に下るとキレンゲショウマ群生地、右・尾根筋が頂上、更に右が大剣神社方面。 |
諸説あって乃公には判らない。要は写真がぼけているのだ。 |
鳥兜(トリカブト)。まだ蕾だ。 |
南国九蓋草(ナンゴククガイソウ) |
行場にさしかかる。この辺りから下り斜面にキレンゲショウマの群生が見られる。 |
黄蓮華升麻(キレンゲショウマ)−その1−onmouse-up |
キレンゲショウマ−その2− |
キレンゲショウマ−その3− |
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銀梅草(ギンバイソウ) |
キレンゲショウマ−その4−蕾 |
キレンゲショウマ−その5− onmouse-up |
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両剣神社右手に穴吹川源流の標識。 |
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両剣神社。絶壁の下・バラック小屋の中に鎮座。ここから4人回り道。 |
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黄釣舟(キツリフネ) |
キレンゲショウマ−その6− |
キレンゲショウマ−その7− |
キレンゲショウマ−その8− |
一方通行指示を遵守してぐるりと回り刀掛け松へ戻る。人が増えてきた。 |
尾根をさらに辿るとすぐ本宮一の鳥居。 |
この巨岩が剣山神社の磐座でご神体。ちなみに剣山はもと太郎笈と呼ばれたという。この小祠の陰のお社でお祓いをうける。 |
200m先の剣山三角点に向かう。霧は晴れない。晴れれば360度の眺望がほしいままなのだが。 |
剣山三角点(一等三角点)標石は太い注連縄で囲繞されていた。その大事にされ方は能勢歌垣山を思い起こさせる。 |
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この霧の中、次郎笈へ向かう岡山のオネエサン二人連れに記念写真を撮ってもらう。標識は「剣山国定公園/標高1955メートル」。 |
巨岩の下に置かれた句碑。 |
ヒュッテ売店入口の温度計は16.5℃を指していた。 |
売店前の雄宝香(オタカラコウ)。 |
11:10。天気好転の兆しが見られないので早めの下山をと、出発。 |
左・大剣神社への道をとる。 |
向かって右向こう側の巨岩が大剣神社の磐座。左手前もそうなのかな?昔の人が山上の巨岩を神の憑代と畏敬したのがわかるような気がする。 |
大剣神社“境内”で一息入れる一行。ここからさらに幾許か下るとご神水が汲めるときいたが、ご遠慮申し上げる。 |
この大木を過ぎて・・・ |
ようやく西島駅に帰着。これはさっきの大剣神社の一の鳥居。 |
いざ下山。時は12:16。正面右は丸笹山(1,712m)。弁当は宿に帰ってからという指示を無視してリフトに乗る前に早々とパックを開けた輩がいる。誰かって? それ、決まっているじゃありませんか。いつも口の寂しい頭の大きい人。 |
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見ノ越駅の栃の大木に寄生する花もあれば・・・ |
ちゃんと植えられて咲くサギソウも、 |
これは「黄」ならぬレンゲショウマ。キンポウゲ科だという。オダマキの仲間で花の格好が似ている。(ちなみにキレンゲショウマはアジサイ科キレンゲショウマ族) |
ノコギリソウ(鋸草) * |
円福寺本堂。↓下は正面に立つ鳥居。扁額には「劔山大権現」、鳥居左柱に「六根清浄」右柱に「慙愧懺悔」、右の碑に「劔山円福密寺」。寺とは名ばかり。仏教ではなくてまさに山岳宗教そのもの。 |
剣山神社神殿。↓下は一の鳥居で「剣山登山口」の標識。リフトの無いころはここにお参りしてそのまま尾根を登って行った。勿論今も。 |
剣山を信仰対象にした社寺が並んで二つ建つってこんなややこしい。明治の神仏分離までは一つだったに相違ない。日本人の信仰、特に自然崇拝はあの国家神道第一主義の怒涛すらじっくり耐えてやり過ごしてきた、、こういう社寺をみるとつくづくそう思う。 |
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帰路車の中からジロウギュウ(1,930m)を望む。剣山頂上からは霧でついぞ見えなかったピーク。そうだ、写真を撮ってくれてジロウギュウ目指して縦走路を下って行った岡山のオネエサン2人、無事到達したのだろうか。 |
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宿舎前の夫婦池。夕闇が迫ったころ “シカが水飲みにきた”というニュースがホテル内を駆け巡った。あわてて飛び出したがアウト。そうやろなァ。こういうところにホテルが建って暫く経っている。警戒心は充分学習済みなんだろうて。(*=KSさん貴重な示唆謝々) |
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今日の総歩数 (不明)  ̄|△| ̄ 今日のルートマップ |