冬立つカラマツとススキの高原  2011年11月8日

♣ うりぼう会ハイキング“暁晴山・砥峰高原” ♣

うりぼう会さんのご好意に甘えて参加させていただくこと今日で3回目になったハイキング。ビジターさんのお蔭でチャーターバスが満員になった、と喜んでいただき面目を施した(笑)。因みに総勢24人。
 立冬の今日、メインは言うまでもなく砥峰とのみね高原のススキだが、@暁晴山ぎょうせいざん360度の大観望、A峰山高原カラマツの紅葉と併せて豪華三本建てを満喫した一日であった。

暁晴山(1,077m)頂上からの東方眺望。眼下は峰山高原ホテルリラクシア、正面の山塊は夜鷹山よたかやま(1,056m)。

高原ホテル前(922m)でまず身繕いと準備運動。

スタート。目の前の暁晴山との標高差は1077-922=150mほど。

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途中いくつか見かけた三椏みつまたの花蕾。咲くのは新春早々の筈だが。onmouse-up

ピーク表示。ほぼ真北に氷ノ山が見えた。麓からの見かけだけではこの広大な眺望が想像できない。

一等三角点標石。無名に等しい山に「一等」が据えられた理由がわかる。電波塔無慮4本。

頂上眺望を満喫して下山。電波塔保守車のため舗装道路。楽?、味気ない?、スッカタナカンベサというべきなのだろう。

下山し、緊褌一番(古ゥ〜)峰山高原ハイキングコースに入る。この道の前半は落ち葉を踏んで歩く、乃公の大好きな道。何かホッとするのだ。

このカラマツ林、仰げばこのように溜息の出る状況なのだが、写真はこれ一枚しか撮れなかった。原因は湿地。踝を没する湿地帯が続き特に後半は大変だった。折角の高層湿原、木道の設置が望まれる。

・・・と、一気に向こうまで飛んでしまった。正面は暁晴山。右の斜面のみごとな紅葉は、いま通ってきたハイキングコースのメイン・カラマツ林。

高原ホテルから東望したとき、リフトのないスキーのゲレンデかと錯覚した、ここは防火帯。砥峰高原の春の山焼きもあることだし、万一の場合の延焼防止のためと納得。 陽光を浴びつつ午餐。標高千米では汗もかかない。

防火帯のそこここにリンドウ(竜胆)が咲いていた。

ふたたび出発。潅木林を抜ける途中にもう一ヵ所三角点標石があった筈だが見つけられなかった。

林道を歩くこと400m。あらためて砥峰高原へのコースに入る。杉檜の暗い道が続く。

突如視界が開け、視界一杯にススキが飛び込んでくる。砥峰高原だ。

人の背より高いススキ原をかき分けて歩く。心なしか皆さん、足取りが軽くなっている。

展望台という名の木造架設物から ススキすすきススキ また すすきの高原を一望。奥に砥峰(972m:やや左)を背負った砥峰自然交流館が見える(だろうか)。写真は左右に広がる高原の全貌を伝え切れていない。残念ながら。

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ススキ、それも白くなったススキは逆光で映える。

onmouse-up* ウメバチソウ(梅鉢草)。

ススキに埋もれた一行。約一名だけカメラ目線である。

望むらくは青空を写し込みたかった。画竜点睛を欠いたとはまさにこのこと。
カメラマンの実力のしからしむるところという声が聞こえてきそう。

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左はリンドウ(竜胆)。右はセンブリonmouse-up(千振。日本古来の生薬。「当薬とうやく」とも)。共にリンドウ科の植物で、苦味健胃薬として用いられる。この種の総称は薬効を発見した皇帝ゲンティウスに由来する「ゲンティアナ」が用いられ、ヨーロッパ・アルプスでよく目にした。

いまどき「マツケン」と言えば松山ケンイチ。彼が主演の“ノルウェイの森”ロケ地として一躍有名になったここ砥峰高原。ススキ原のあちこちにこの看板がある。

その一つ、自然交流館前の展望台に設えられた“大”看板で記念写真に興ずるメンバー若干名。交流館内では猪汁の美味しそうな匂いがしていた。

斜面一面まさに天鵞絨ビロード

朝往路は7時半出発10時現地着、帰途は15時発でJR芦屋に17時40分頃。比較的順調に移動できてラッキーだった。それにしても皆さんお元気です。また機会があればその節はよろしくお願いします。深ァ〜く 謝々。

応接室に楽友・ハイ友MCさん来訪 *示唆多謝

暁晴山山頂             カラマツ林             砥峰高原ㅤ

今日の総歩数 20,250歩    ̄|△| ̄   ルートマップはこちら