鷹ヶ峰三寺を歩く  2011年8月5日

8月7日はシンフォニーホールで東西四大学OB合唱連合のコンサート。われらがクローバークラブは100名になんなんとするメンバーで「水のいのち」を歌うという。
 34会では東京から2名。うちO友君が総練習よりさらに一日早く来洛して坪井君の墓参がしたいとのことで、有志相計らってお寺めぐりと夕食をセット。S矢君、M村君と4名連れ立ってJR京都駅をスタート。

まずは相国寺内長得院へ坪井君の墓参。O友君ははじめて。1年生のときのダブカルをはじめとする坪井一家との交流に思いを馳せた。

次いで乃公提唱の森田さんの墓参。調査不足で無駄足を踏ませてしまった。これも(同音)長徳院。あの当時の所謂“CCDらしさ”を体現した最後の幹事長だった。

千本中立売からバスで鷹ヶ峰へ。光悦寺・源光庵・常照寺を巡る。光悦寺から雨がはげしくなる。カエデ、アセビ、ハギ、その他の木々の緑が目に心地よい。

大虚山光悦寺こうえつじ(日蓮宗)山門内のカエデの緑道。心洗われるとはまさにこのこと。敷石もすばらしい。もちろんカエデの紅葉の季節が一番“売り”なのだろうが、雨に濡れた青葉も決してそれに劣るものではない。

本阿弥光悦の墓。この寺は寺院というより、光悦グループがつくった芸術村史跡の色彩が濃い。

南に鷹峰三山の一、鷹ヶ峰たかがみねを望む。

光悦垣の前で。光悦寺の代名詞ともなっている。

光悦寺本堂。十界大曼荼羅を本尊とする。

鷹峰山源光庵げんこうあん(曹洞宗)本堂。本尊は釈迦如来。伏見桃山城から移築した天井板は血天井として有名。鯱鉾が偉容を誇る大屋根はすばらしい。

寂光山常照寺じょうしょうじ(日蓮宗)。17世紀に名を馳せた名妓(2世)吉野太夫ゆかりの寺。本堂の周囲にたくさん置かれた鉢植えのハスがキレイだった。この赤い山門は太夫の寄進したものといい、吉野門と呼ばれている。

夕刻烏丸駅付近に再集合し、S矢夫人を交えての晩餐を楽しんだ。一番盛り上がった話題は今秋(冬)どこへなにを食べに行こうか、であった。いやなに、まだまだお元気です。