♣ うりぼう会ハイキング“旧花背峠” ♣
SB同僚MCさんからのお誘いで、「うりぼう会」なるハイキンググループの例会にビジター参加させていただいた。おそるおそる顔を出したのだったが、案ずるより産むが易し(笑)。幸いにして皆さん明るく接していただき、楽しい山歩きの一日となった。記して感謝である。 コース: 出町柳10:00⇒峠下10:57(520m)→旧花背峠12:10(760m)→勢龍(せりょう)天満宮13:38(630m)→芹生(せりょう)集落13:55→芹生峠14:20(680m)→奥貴船橋15:10(404m)→貴船神社奥社15:21(340m)→貴船神社中社15:35(330m)→貴船神社15:45(290m)⇒叡電貴船口16:41(200m)。<カッコ内の数字はいずれも標高> |
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本日の最大の売り物=九輪草。花背峠から芹生への下り、灰屋川の湿地に一ヵ所大群落があるのだが、惜しいかな、花は殆ど終わっていた。しかしそこここに桜草のような、というよりもっとシッカリした紅色でその存在を主張していた。 2年前、ほぼ同じ日に満開だったのにというメンバーの話を聞いて、この4月3日Alpine Friends と訪れた山科・毘沙門堂の枝垂桜(→ここ)を思い出してしまった。自然は気紛れなんですね。 |
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京都バス峠下バス停10:57着。出町柳を10時に出て小一時間。運転手が「自由乗降区間なので登山口で停めましょか」と親切に勧めてくれたが、奥ゆかしいメンバーは口々に「バス停で結構」。ここで体操と身繕い。 |
その結果、結局200mがとこバスの後を追って登り、ここから旧花背峠道に入る(11:12)。そう、ここは体操する空間がない。 |
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滝のへつりにかかるところ。手がかり・足がかり共に少ないため、一人ひとり時間がかかる。左上方向へ草付きの崖を攀じた人も数人いた。 |
滝のへつりを俯瞰。水量が少なかったのが幸いし、全員無事パスできた。上がってから気付いたのだが、上に向かって右方に高巻き道があった。しかし登山途中では“踏まれている方”をとり、ちょっとでも「×」めいたところは避けたくなるのが人情。ま、結果オーライ。(11:45) へつり=主として沢の遡行時に現れるゴルジュ(両側の岩壁がせばまっている谷)など、高巻きや徒渉もできない場所を越える際、水際の岩場を横へ横へと移動すること。要するに岩場のトラバース。(Weblio辞書を参照した) |
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伐採跡に出ると♪空は青空(みんな熟年)♪で高原状の雰囲気。 |
蝮草。サトイモ科だそうだ。 |
アジサイのようで背が高い 「藪手毬」。 ※ |
鞍馬尾根への林道へ到着。だいたいこの辺りで標高750m。 |
「アソガ谷を経て貴船」の標識。後刻この谷道の出口に逢うことになる。向こう50mで旧峠。 |
旧花背峠。大杉の根元に地蔵尊をまつる。ここで今日の昼食(12:10)。意外に風が通って涼しかった。 |
いまの花背峠が明治40年に車道として開通した(らしい)あとここは“旧”峠となってしまった。三叉地点から右向こうへ伸びるのが花背集落へ向かう峠道。左方向やや登りの道が芹生へ向かう灰屋川谷道へ続く。 |
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マムシグサは飽いてくるほど見かけたが大半は盛りを過ぎていた。 |
芹生峠方面への林道を左へ見送り、灰屋川への谷道に入ってゆく(12:50)。地図ではこの辺を京見坂というらしいが見えればこそ・・・。 |
それ来た。クリンソウだ。先達が口々に“先に凄い群落があるから”というのも構わず、撮る。 |
谷空木。これも最盛期だろう。新しい視界に必ず入ってくる。ピンクがかった薄い朱色が谷を明るくする。 |
クリンソウ−その1− |
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クリンソウ−その2− |
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クリンソウ−その3− |
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クリンソウ−その4− |
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カエデのようで翼果がない。これは楓ではないのか。 |
これもヤブデマリ。 |
二人静。“ヒトリやのに”、と突っ込みを入れる勿れ、三本のもあるという。これも結構あちこちに咲いていた。 |
勢龍天満宮(13:40)。 |
芹生の里。人ッ気が殆どない。ところでここに流れる川は?と調べたら、何と北流したあと西へ回り込んで大堰川・保津峡の源流にあたるということだ。 |
橋を渡っていざ、もう一つの峠・芹生峠を目指す(14:00)。芹生に入ってずっと舗装道路ばかりで少々応える。 |
せせらぎの傍、ここにもクリンソウ。これが今日の見納めだった。 |
芹生峠標識。ネットではバイクやチャリツアー紀行によくここをバックにした写真が出てくる。標識に曰く「芹生峠/標高約680m/比叡山を望む」・・・望めへんかったなァ。 |
あとはここから標高差にして約400mをひたすら下るだけ。水分補給して一息入れる。(14:20) |
奥貴船橋前。この200m奥がアソガ谷出合だった。(15:10) |
雪ノ下。乃公にとっては生薬のイメージなのだが、、かわいい花。 |
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貴船神社奥宮一の鳥居。そばに和泉式部ゆかりの「思ひ川」の碑がある。(15:25) |
奥社の少し下にあった中宮(15:35)。結社とも言う。 |
貴布禰総本宮 貴船神社一の鳥居(15:45)。祭神は高龗の神。要は雨の神・水の神様だ。 |
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・・・ということで、叡電貴船口が終点予定だったのだが、下り一方1時間ノンストップ行程が続き、貴船で16時近くになったことから駅前までバスのお世話になった。 |
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今日の総歩数 21,767歩  ̄|△| ̄ ルートマップはこちら |