インクラインを遡行して  2011年4月29日

♣ 独行“蹴上から日岡、粟田、祇園” ♣

京都市美術館で二科展を観て、いつもならば直帰するところをフト、心の赴くままにインクラインに向かう。桜はすっかり葉桜になってこの1ヵ月の季節のうつろいを感じる。

南禅寺船溜りから蹴上まで0.6‰の緩斜面をのぼる。先日Alpine Friendsと通ったネジリマンポの上を通過。驚くなかれ、この軌道は昭和20年代まで使われていたという。

蹴上船溜り。ここから舟は台車に乗せられ下の船溜りまで下ろされたのだ。動力は当初電気でなく水力だったという。

疏水を跨ぐ大神宮橋。

橋上から。向こうの煉瓦造建物は旧九条山浄水場ポンプ室。左に疏水トンネル出口が見える。

参道はけっこうな坂道。ヤマブキが満開だった。この参道は東、というより東南東に向かっているノダ。北向きとばかり思っていた。

大神宮石段下・神田稲荷前のサクラ。葉桜直前。

日向大神宮外宮。奥に僅かに内宮が見える。いずれも茅葺神明造。このお社は南向き。

いつもながらのことだが、感嘆する10分の1も撮れないのがこの青蓮院の大樟。

今日の総歩数 15,377歩    ̄|△| ̄   ルートマップは省略させていただきます