豊中の春日と稲荷  2010年12月17日

♣ 独行“北摂の式内社−18(番外3)−” ♣

「北摂の式内社」と銘打った割には竜頭蛇尾もいいところだが、お稲荷さんは約半世紀前に住まいしていた地区ということでお許しいただこう。いっぽう春日神社のある宮山町は桜井谷窯跡群が程近く、この地域が千年以上前から人々が住まいし日々の営みを紡いできた所なのだ。ということで、いざ。

春日神社拝殿。(同社サイトによれば “つつじの杜豊中宮山 春日神社”)。
 祭神は天照皇大神、天児屋根命(春日大神)、そして武甕槌大神。
天児屋根命は中臣氏の祖神で、奈良・春日大社の主祭神。
背後の杜は宮山。知る人ぞ知るつつじ園がある。道路との標高差約15m。
 櫻井春日神祠(さくらゐかすがのやしろ) 小路村にあり。櫻井谷五村の生土神とす。
鰐口に『享禄三年櫻井谷春日大明神』とす。近世賊の爲に盗まる。」(攝津名所圖會)

社前の鳥居。

府道43号線の宮山町バス停から斜に参道が延びる。

稲荷神社(通称豊中稲荷神社)。
ㅤ豊中本町6丁目に下宿していたときこの前を必ず通った。
ㅤ6年余だから(52週×6日×6年=)その回数1,800回余にのぼるが、一度もお参りしたことがない。

社前の二本鳥居に刻まれた文字。右「神徳偉大」はともかくとして左の「五穀成就」は、このあたり(旧名新免郷)が紛れもなく農作地帯だったことを物語る。

豊高とよこう道(梅花道か?)に面する一の鳥居。すぐ前には昭和34年当時既にあった某スーパーマーケットが今も営業中。
50年前の豊高道は“地道”で舗装工事中だった。

今日の総歩数 10,933歩    ̄|△| ̄   春日神社ルートマップはこちら (稲荷神社は省略)