比叡山の鹿は人見知り  2010年7月18日

♣ AZハイキング第110回例会“比叡山頂付近散策” ♣

16日ごろまで全国的に大きな被害を齎した豪雨も、近畿は17日には梅雨明け宣言。ここ京都は祇園さんの山鉾巡行で大賑わい。そして今日18日は、800mを超える比叡山頂には真夏の陽光が遠慮なく降りそそぎ、ハイキングとは名ばかりの距離ではあったものの、結構タイトな汗かき日和であった。先月初旬訪れたときホテルで紹介のあった「ガーデンミュージアム比叡」を目いっぱい堪能した一日であった。(一つ反省:出掛けに万歩計の電池切れに気付く:要学習。)

園内はモネをはじめとする印象派の画家の絵画が陶板で各所に展示され、それをテーマにした植物園といった趣を呈しており、特に有名な“睡蓮”の池は花が満開。また西口に近いローズガーデンでは小ぶりのバラをメインにした植生展示が大津や京都市街を背景に感銘深いものであった。

上は 青空に自己主張するひまわり。

比叡山頂バス停に10時半過ぎに到着した。ここはミュージアムや展望塔のある四明岳(838m)と大比叡(848m)の鞍部(といっても標高約810m)。ここからまず最高峰の大比叡一等三角点を目指す。

大比叡頂上直下で野生のニホンジカ5頭に出逢う。キョトンとこちらを見上げていたがシャッターを切る気配を感じたか、全速力で逃げ去った。ちなみにこの急斜面の下に延暦寺の堂塔が立ち並ぶ。

ほどなく大比叡ピークに到着。あちこちのグループが登頂記念に札をぶら下げている。改めて思ったことだが、もともと測量の基点だった筈の三角点は今や好事家のターゲットでしかない。

一等三角点標柱。柱石の一辺は18cmあるという。ちなみに二等や三等三角点は一辺15cm、四等は12cmだそうな。ここの標柱はきれいに保存されていました。

バス停に戻ってきたら北方比良山系は雲の中(手前中ほどの鋭鋒は多分水井山(794m)。横川中堂の西に聳える。)

ということで大枚壱千円也を投じて「ガーデンミュージアム比叡」入園。

かの有名なモネの「睡蓮」をモチーフにした睡蓮の池。向こうに青緑色の小橋を、左手中ほどに同色のボートを配し、池は今や睡蓮満開。

スイレン(睡蓮)

シモツケ(下野)

ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)の♂

ハナウド(花独活)、もしくは トウキ(当帰)

このミュージアムのシンボル・展望塔。(1963年に撮った展望塔は→こちら
この左に隣接したカフェ「Cafe de Paris」の2階をお借りして昼食にしました。

モナルダにとまって吸蜜中のトラマルハナバチ(虎丸花蜂)

ナデシコ(撫子)

クレオメ

ガクアジサイ「スミダノハナビ(隅田の花火)」

中景はロテル・ド・比叡。その向こうが比叡平の住宅地。

ローズガーデン前での点景。

バラ 『スカーレット メディランド』。

バラ(薔薇)

トリアシショウマ(鳥足升麻)

展望塔からのビュー@北方=漸く武奈ヶ岳方面が見えました(画面Click。以下同じ)。

Sample

A北西方=大原の里。斜め上に鍵に曲がった家並の一番奥が寂光院です。

B東方=大比叡ピークと駐車場。左山裾に琵琶湖大橋が辛うじて見えます。

ということでやや早めのバスに乗り一路京都駅へ。K大人の賀寿祝いと暑気払いを兼ねることで衆議一決(こんな話は早い)。G店へ繰り込んで。。。今日はお疲れ様でした。

今回も花名の同定にK大人の有難い示唆の数々を頂きました。記して深謝いたします。

今日の総歩数 (不明)    ̄|△| ̄   ルートマップはこちら

応接室にK大人ご来駕
 

行程表と参加者

 

大比叡ピーク

 

ガーデンミュージアム比叡

 

打ち上げ