若草山の桜は満開でした  2010年4月11日

♣ AZハイキング第107回例会“奈良公園・若草山・鶯の滝” ♣

半世紀前というとトンだ昔話だが、CCDで初めてのハイキングだったこともあって印象は深い
 とまれ、若草山や鶯の滝はシーズン的にどんぴしゃで、出発時は雨がパラパラしていたものの期待一杯であった。
 そしてその期待は裏切られなかった。

奈良公園から若草山を望む。正面から登るのかと思っていたら、それには入山料が必要なので春日山遊歩道経由だと聞かされる。なるほど。

遊歩道途中で見かけた石碑。「鶯滝歓喜天」とあった。あとでわかるのだが、この歓喜天は佐保川上流右岸の鶯滝下り口に鎮座する。途中にあった丁石はこれのためのものだったのかな。

中水谷休憩所から見た遊歩道。道はゆるやかでゆったりとした登り。ただし遊び(平坦部分)が無い分、足の弱い向きにはキツいかも知れない。標高差は僅々190mなのだが。

若草山はドライブウェイも上がってきており、見物客のスタイルも街中と変わるところはない。折りしも吹く風にあおられる花びら。シカが花びらを一所懸命食べていたのに驚く。

約50分を閲してようやく標高342mの若草山ピーク到着。中央向こうにドリームランド跡地、左遠方に生駒山。ふだん市内から見えている頂上はこのピークのやや西南・標高300mポイントで、到着したここ・342mピークは見えていないらしい。中央尾根上にある小屋はこちらから下りの人めあての“関所”。

若草山頂上にある鶯塚古墳。墳丘長103mの前方後円墳で典型的な前期古墳、、、と説明板にあった。
 「山陵はうぐひすの陵・・・(枕草子一六段)」。

その古墳の後円部分に建てられた「鶯陵」の碑。

「鶯陵」の碑のそばにあった三等三角点標石。
ㅤ緑色のネットは芝生育成中の防護カバーのようだが、なに、しっかり踏まれていた。

昼食は奈良盆地から生駒、二上、金剛葛城、大和三山を望む絶好のポイントで贅沢極まりない。

若草山の桜はちょうど満開。

昼食後奥山ドライブウェイ沿いに鶯の滝を目指す。途中この「左 上の水谷 月日磐 嫩草山/すぐ 鶯の瀧」という標石があるが、ここを降りず、赤い橋のたもとから右岸を下って滝に降りることとする。

今日のもうひとつのお目当て・鶯の滝。さして高くはないがそれなりの水量に恵まれ、マイナスイオンたっぷりの秘境。

右上に同じ。視点をやや北側に変えてみた。

このあと嬢やと3人で先ほどの三角形案内標石地点まで登り、赤い橋袂で待つメンバーに合流。

芳山交番所。ドライブウェイが右に首切地蔵への道を分けるところ。

下って例の首切地蔵。ここから滝坂の道
ㅤ前の坊や曰く「小さい仏さん、首切れてないやン」。

夕日観音。
ㅤ実はこれのすぐ右側に三体の仏像浮き彫りがあって、いままでそれを夕日観音だとばかり思っていた。実は(もう一つ)これは観音さんではなく阿弥陀如来立像だというが、難しいことは言うまい。

滝坂の道を市街地へ出たところ。“ 鮮やかなみどりよ

旧大乗院庭園の太鼓橋。バックは奈良ホテル
ㅤこのあと近鉄駅ビル上で恒例の打ち上げを行って解散。

近鉄電車が大阪へ向けて発車し、地下トンネルを出ると雨が降っていた。歩いているうちはほとんど晴れだったのに・・・。 今日は家を出る時にも降っていたので、タイミングばっちりのハイキング。ラッキーな“遠足”だった。

今日の総歩数 28,630歩    ̄|△| ̄   ルートマップはこちら

応接室にK大人ご来駕
 

行程表及び参加者

 

中水谷休憩所で嬢やと

 

若草山山頂にて

 

鶯陵碑にて丙子生まれ勢揃い(もう一人居た)

 

鶯滝にて

 

打ち上げ