錦秋・六甲・東お多福山  2009年11月26日

♣ 歴史ハイキング“六甲最高峰” ♣

これ以上はないという快晴に恵まれ久しぶりに気分のよい山歩きを堪能した。今日のコースではカエデは東お多福山の一部にあっただけでそれも散り果て、それ以外の紅黄葉が“赤や黄色の色様々に”裾模様を描いていた。とくに険路の七曲り下部から望む東お多福山は西陽を浴びて極上の艶やかさであった。

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スタートは阪急バス芦有線の宝殿橋。前に開ける景色は南でなく五月山方面=つまり東方であった。

六甲ドライブウエイを歩くことしばし。左方に「白山神社」の扁額を掲げた鳥居。ここから胸突き八丁

石の宝殿の本殿。これが「宝殿」といわれる祠。白山信仰は修験道の一派だがここは今廣田神社の末社という。

足許が悪い。

石の宝殿境内・ドウダンツツジ紅葉

ドライブウェイに出て、鉢巻山トンネルをくぐるのも芸が無いとばかり、旧道を回り道した。この道が山を巻いているので鉢巻山の名がついたのか?

もとのドライブウェイに出てきたところにあった「右(六甲全山縦走路)」「左(遊歩道、通り抜けはできません)」の標識に仰天。それを通り抜けてきたのだ。

最高峰から望む鉢巻山ピークの鉄塔

六甲山最高峰の一等三角点標石(931.25m)

何回目かの記念写真

第二次大戦後暫く米軍用地外で最高点とされてきた地点に立つN-S社が建てた記念碑。ススキが青空に清清しい。

一の茶屋から七曲りを急降下中。紅葉鮮やかなり。

まもなく本庄砂防ダムだという地点まで降りると眼前の東お多福山は全山燃えるような紅黄葉。暫し佇んで感嘆

本庄砂防ダム(標高約590m)上は只今工事中。ここで急降下中けがされた方+αが予定コースを端折って土樋割峠経由奥池バス停へ(あとで軽傷だったと聞き一安心)

ひとやすみ

雨ヶ峠分岐(標高約600m)。本庄ダムからここまでに「雨ヶ峠」や「東お多福山」の案内表示が全く無いのは如何なものか。

東お多福山の取っ掛かり(標高621.29m)にあった四等三角点標識。点名は「東お多福山」ではなく何と『雨ヶ峠』だった!

東お多福山中腹から、六甲最高峰(中央鉄塔が立つ)および下山路の七曲り方面を望む。

ピークから東望。芦屋奥池、ごろごろ岳の向うに五月山や伊丹空港がかすむ。

東お多福山頂上(697m)にて。何年ぶりか。

いざ下山というその時、皆の目の前に仔イノシシが飛び出す(左)。「怖い」と「可愛い」が交錯するうち熊笹の中から母猪がのっそりと出現(右)。およそ仔の4倍はあろうかという巨体に皆声を失って姿を見守るうち、やがて2頭とも何事もなかったかのように向うの茂みに姿を消した。それにしても人気(ひとけ)を全然気にしていないあたり人に慣れすぎ。怖いことだ。

このあと奥池バス停へ約標高差240mの下り。だんだん足がもつれてくるのは如何ともし難い。でもなんとか無事に下り着き、16時半のバスで阪急芦屋川、JR芦屋へと帰途についた。オツカレサン

今日の総歩数 18,186歩    ̄|△| ̄   ルートマップはこちら