この記事はさえらのすしが参加できなかったAZハイキングの記録で 写真撮影者K大人のお許しを得て掲載する。多謝。



第98回 高槻で森林浴

 

日 時:2009年6月21日(土曜日)

コース:JR高槻駅→出灰イズリハ→素戔嗚神社→森林センター→林間散策路→ 高槻上宮天満宮→高槻市駅orJR高槻駅

出席者:井上氏、門脇氏、木津氏、小笹氏、佐々木さん、佐藤氏、真常氏、杉原氏、高木氏、竹市氏 他特別参加: 上野さん 以上 11名


 ここのところ天候には恵まれていません。 この日も朝から雨だったのですが、何とか家を出る時分には一応止んではいました。
 JR高槻駅10時7分発のバスに乗って、しばらく行くと、またポツポツと降って来ました。 市街地を抜けると直ぐ、全く鄙びた景色になります。 白い葉がひらひらしている「マタタビ」が川向うの崖に沢山見かけられました。
 約35分で「出灰」に到着して下車しました。 道の反対側にあった「素戔嗚神社」の標識に従って小川沿いの小道を歩きだしました。 道端に未だ咲き残っている「アジサイ」の中に青から赤のグラデーションの花がひときわ綺麗でした。
 ほんの数分歩いた所に「素戔嗚神社」への分岐の標識が出ていました。 もうそこから御神木のカツラの大木が見えました。 この木は大阪府指定の天然記念物で樹齢は300年、樹高は28bもあるのだそうです。 神社全体が鬱蒼とした森林の片隅にめり込んだように、こじんまりと苔に包まれて立っていました。
 「出灰」のバス停まで戻り、そこからバス道を北向に辿りました。 約20分で「高槻森林センター」の南端に着きました。 川を渡ってセンターの中の小道を「ささゆりの里」の方に向かいました。 途中の水溜りの上に張り出している木の枝に白い泡がたくさん付いていましたが、これが「モリアオガエル」のたまごでした。
 バーベキューを予約しておいた「ささゆりの里」には30分ほど早く着いてしまったのですが、空いていたからでしょう受け付けてくれました。
 結構なボリュームがあった上にドタキャンの一人分を皆さんで分けたので、十二分に満腹になりました。
 雨は何とか上がったので森林浴を期待して、センター内の散策路に向かってみました。 杉林の中の曲がりくねった細い道は、アップダウンが激しく、雨に濡れた落ち葉も厚く積もって滑り易いところが多く、思ったより厳しそうでしたので、大半の方は途中でギブアップされ、一回りしたのは4人だけでした。
 1時間に1本程度有るか無いかというバスの時間を気にして、道を急いだのですが約45分掛ってセンターの出口に戻りました。 考えていた帰りのバスには乗ったのですが、未だ2時半でしたので、地元の真常さんの御案内で高槻駅の手前で下車し「上宮天満宮」にお参りしました。
 参道に建てられていた石碑にはこの社の創建は927年で我が国で二番目に古い天満宮とのことでした。 緩くて長い階段を登って、内門を潜るとこじんまりした本殿がありました。 案内板に依りますと、この本殿は全て竹で造られたものだそうです。 屋根はもとより、丸柱・角柱・側壁・内装の全面にわたり竹及びその積層材が使われているとのことでした。 三〜五年で成長する竹を使用することで、木材使用による森林破壊を防ぐものとして注目されているのだそうです。
 阪急高槻駅の傍の「ニュー ミュンヘン」で恒例のジョッキを傾けて打ち上げました。


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