快晴爽快有馬富士(374m)  2006年5月25日

♣ 歴史ハイキング“有馬富士” ♣

有馬富士には「角山(つのやま)」という立派な名前があるのだが、通称の「有馬富士」のほうが有名。この際その鋭鋒ぶりを如実に表す「角山」という正名をPRしておきたい。

今日の写真は誤って露出補正プラス1をかけてしまい、露出過多になったのに最後まで気付かなかった。全般的に白っぽく彩度不十分なのはそのせい。特に遠景写真に顕著である。残念至極。

長らく名前だけ聞いていながら近寄ったことすらない山の一つ。低山跋渉にふさわしい山。南麓からの雄姿といいたいが近寄れば近寄るほど前山に沈んでしまう。低山なるがゆえの悩みか。

福島大池。その水面に映る逆さ富士が有名な由だが、どうやらそれはこの池の西部・堰あたりからだろうと想像する。この池東部からは写真中央上部に顔を覗かせている山の頭すら映りっこない。

回遊道路途中から突然始まる登山路。山を南から見たとき左に肩があるが、そこまで遊びのない登り基調の道が続く。途中横穴式古墳1基に出くわし一驚。
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有馬富士の肩(320m)部分にある休憩所。小屋状のものは、手前がオープンで向うに小さいスリットが切ってある。バードウォッチング用か。一息入れてあと50mにかかる。クリックで拡大

“「わんぱく砦」注意:気をつけて登って下さい”とある。このあと標高差50mほどの殆んどが岩場で、四足歩行を余儀なくされる。心配したほどのことはなく全員無事登頂した。クリックで拡大

山頂にある三角点標石とピーク表示。ここで記念写真を撮り(↓)昼食。三田、六甲方面の展望を楽しんだ。

山頂での記念写真

登山路にずっと咲いていたミツバツツジ。ややひねこびた様相ではあったが、青葉若葉で緑一色の山に彩りを添えていた。
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真南最高点が六甲の頂上。手前に三田ゴルフ場。残念ながら北方は立ち木で眺望が遮られていた。

下山は西北方へ尾根伝いの道。標高差せいぜい10m程度のアップダウンを7〜8度繰り返す。立ち木は刈り込まれ、道はよく整備されている。クリックで拡大

北へ続く尾根道から南東方有馬富士を振り返る。どの角度でも“サマ”になる山であることを改めて発見する。

尾根道から北方西国札所番外の花山院(そばのピークが421m)を望む。信仰深き方の話によると車で参詣できるそうな。
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千丈寺湖周辺は開発の槌音高く、埃っぽく、湖面を遠望しただけでバス停に急ぐ。途中道端でいくつも花をつけていたタニウツギ(でしたね?)に出会う。
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その昔隠遁した花山院を慕い山下に移り住んだと伝えられる十二妃の墓。墓域内は荒れ果て、見る影も無いのが哀れをさそう。

墓前に咲くアヤメ。クリックで拡大

尼寺(にんじ)北口バス停より望む“裏富士”。

総歩数 12,942 歩