篠山城址に桜を訪ねて  2006年4月15日

♣ AZハイキング第62回例会“丹波の城下町・篠山の散策” ♣

天気予報は正直で、ぴたりと当った一日だった。往路のJR車内でこんな話を聞いた「兵庫県は武庫川河口から円山川河口まで桜を植えて帯にする“兵庫県ふるさと桜づつみ回廊計画”を推進中」と。それを途中からずっと目にすることになる。殆んどの桜が満開で目を楽しませてくれた。総歩数は案外少なく 16,280歩。

二階町でバスを降り、歩き出して最初に目に留まるのがこの“大正ロマン館”。ピンク塗装の木造洋館建ては京都の新島襄旧邸などを思い起こさせ故もなく懐かしい。

入るとまずこの扁額に目が行く。もと篠山町役場の建物だそうな。喫茶室では黒豆コーヒー350円也。

二階町から南へ真っ直ぐ伸びるのが大手通といえるメインストリート。北外濠でまずこの桜が出迎えてくれる。 click-up

大書院内を一巡後二の丸〜天守を巡る。まず西方に開けるこの風景。 click-up

南面埋門からの坂道のちょうど上部にあたる場所。カメラマン数十人が三脚を据えて石垣の上は通れなかった。

青山公を祀った青山神社から大書院。地面の区割りは二の丸に建っていた建物や部屋を示す。こんなん誰も見てなかった? click-up

天守台から東に王地山おうじやま公園を望む。昼食後訪れたところで稲荷神社、妙見宮、ささやま荘(もと国民宿舎)などがある。

いったん大書院から降りて石垣沿いに左=西側へまわると内堀沿いにこの風景が現われる。ドン突きに遮蔽物を認めるが無視。 click-up

そのドン突きを左折すると目の前に、あの、デジャ・ヴュを感じる風景が現われる。 click-up
デジャ・ヴュはこちら(yaccyannさんの画像をお借りしました。感謝)

ここから坂を登ると数十メートルで埋門うずみもんに出る。  click-up

立ち去りがたく、花をアップする。click-雨滴をまとった花-up

南馬出みなみうまだし土塁へ出る途中、左方南外濠眺望。このころから雨が本格的になった。写真が数枚白っぽいのはそのセイです。 click-up

南馬出土塁から大書院を振り返る。え、見えない?拡大すると鬼瓦だけ辛うじて見えるようです。 click-up

西外濠を北望。

武家屋敷安馬あんま家史料館。敷地は広く土蔵が二つもあって、安馬家の侍格に思いをめぐらす。

青山歴史村。展示室に古い将棋の図があって喜んだ人もいた。“象戯”と書き、小から大々まである。現代の将棋は「小象戯」にあたるらしい。

再び北外濠。桜の間から先ほどの大書院が垣間見える。 click-up

歴史美術館。裁判所だった建物で木造で現存するものとしては最古だという。

歴史美術館。前庭の石灯籠と桜。 click-up

“ほろ酔い城下蔵”こと鳳鳴酒造の店先。醸造用タンクにモーツァルトの40番やベートーヴェンの6番を聴かせ?て醸造した酒を試飲する。そういわれるとそれらしい味に思えるのが不思議。

王地山稲荷の扁額。“ダキニ”と読む。

ダキニについての蘊蓄はこちら

いかにもお稲荷さんという朱塗りの鳥居がトンネルをなす参道石段。

王地山公園鎮座の王地山稲荷こと日蓮宗本経寺。向かい合って負け嫌い稲荷こと平左衛門稲荷神社が鎮座。すぐそばに妙見宮の社もある。習合の最たるもの。

王地山を下りて篠山川近くへ。京口橋近くにこの妻入商家群がある。間口をあまり広く取れない独特の商店街が600m続くという。「妻入り?それがどないしたん」との声も聞こえた。

そこから篠山川沿いに下流へ数百メートル。堤防右岸は見事な桜並木。  click-up

河川敷には乗用車が10台ほど駐車していたが車の中から花見だったのかしらん。 click-up

それにしても今日はよく降ってくれました。だんだん冷えてくる靴の中。カメラと傘をバランスよく持つことの難しさ。それにしても満開の桜ってこれをいうのですね!

応接室にK大人ご来駕
 

行程表及び参加者

 

篠山城埋門手前

 

桜づつみ公園

 

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