紀泉国境飯盛山(385m)  2006年2月23日

♣歴史ハイク“泉南飯盛山”♣

登山口・畑集落の西谷寺。 南海電車みさき公園駅からここまでマイクロバス貸切

寺の裏に鎮座する建武地蔵。光背に建武5年(1338)とある由。 click-地蔵さんlight up

道端にひっそりとノイチゴ click-up

リュウノヒゲと俗称されるが「ジャノヒゲ(蛇の髭)」が正名とか。 click-up

けっこう急峻な谷に連続する滑り滝

彩り少ない時期にホッとさせてくれるヤブツバキ

飯盛山信浄院。日蓮宗というからお寺かと思ったら八大竜王と鬼子母神を祭る巨岩。どうみても古い巨石信仰を残したもので、日蓮宗は後の時代の習合だろう。

Sample

シダの多い山は大阪南部=紀州に近いことを思わせる。そこここにゼンマイが見られた。

主稜に出る。ここから右(北方)へ尾根伝いで飯盛山頂上へと続く。

尾根途中にある千間寺跡。鳥居??と井戸跡が見られたが、数m上に上がってみるとここ=屋根瓦、軒丸瓦が散乱していた。戦国時代(16世紀後半)に破却・焼失したという。

山のあちこちに見られた赤い実 click-up

紀泉国境の山は行者の山で修験道葛城28宿の第4番行場であったと伝える。この頂上にひっそり置かれた小さな祠もその名残か。

頂上の潅木の蔭に隠された三等三角点標石。

頂上から関西電力多奈川発電所を望む。

飯盛山頂上

一息つく参加者。

昼食後みさき公園駅への縦走路に入る。北方へ続く尾根道から飯盛山を振り返る。

コースでよく見られた赤い実の枝にこれが。。。“芽”なのか? スギナみたいな結節があって諸説紛々

たぶんサルトリイバラ(俗名サンキライ)の実。葉っぱがないのでわかり辛い。

提灯講山尾根からのパノラマ

提灯講山の尾根からみた西陵古墳。またの名を「西二山在」。墳丘長210mと東方の五十瓊敷入彦命墓より大きい。日本書紀に雄略天皇の時新羅攻めで死んだ大将軍紀小弓宿禰の墓を田身輪邑に作らせたとあるがそれに比定されている。

長い尾根道の終点、駅前団地への出口。
ㅤ本日の総歩数14,818歩