♣歴史ハイク“醍醐寺の紅葉”♣
−−−京都地下鉄東西線は明日から醍醐−六地蔵間が開通、JR山陰線二条駅と京阪宇治線六地蔵駅をつなぐことになる。−−− |
何度か訪れているがこの山門に立つと仁王門までの距離、そして背後の上醍醐山の眺望に息を飲む。 |
仁王門から南行200mほどで左折するが、その曲がり角に立つ道標。「この右上のたいこみち」とあって“上の醍醐道”と判読するのに時間がかかる。 |
今日の紅葉は総じてもう一つだった。台風の影響と今日の曇天のせいか。点をつければ漸く60点? |
女人堂の前にて。修験道華やかなりし頃女性はここまでしか入れなかったという。ここでお山への拵えをする人、無事下山した人が交錯する。 |
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例によって登山口から丁石(町石)が導いてくれる。この「三丁」町石は読みやすく、比較的新しいものであることを窺わせる。 |
ここにも“指差し”で「上のたいこ?」とある。「?」は最初「屋」と思っていたら「道」なのだった。無学露呈。 |
登山道のほぼ中間点にある不動滝。不動明王の像のそばから懸樋で山水が落ちている。修験道行場としての自然の滝があったに違いない。いまはお詣りして一休みする場。 |
相生の杉。“霊木”とあって、昔から大切にされ、崇められてきたのだろう。(この角度で撮るのはキツイ) |
それにしてもこの谷道の暗いことよ。こういう黄葉がきれいに見えるのは一にかかってそのせい。また谷道には見事な紅葉がまず、無い。 |
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息を切らせてようやっと約400mの尾根乗越にたどり着く。ややあって右手に広がる上醍醐寺寺務所の建物群。 |
清滝宮拝殿=国宝=の前の紅葉。 |
石段をひと頑張りしてようやく上醍醐寺本堂である准胝堂に着く。この背にする山が醍醐山ピーク(454m)。 |
さらに薬師堂=国宝=を経て五大堂。お堂の正面の像は左から弘法大師、理源大師、役行者。弘法大師が脇にいらっしゃるのが何とも・・・。 |
開山堂前からの眺望。山並みは醍醐山から南へ続く連山。かすかに見える街並は宇治方面か。眺めつつ遅昼。1971年以来三十ウン年ぶりだ。 |
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開山堂=重文=脇の如意輪堂=重文=。舞台造りの向こうに青空が広がる撮影ポイント。 |
帰路は同じ道を降ることになり、出発。薬師堂の下に見えた経蔵跡を経て寺務所脇通過。 |
“紅葉・黄葉は逆光がキレイ”を地で行く眺め。 |