日 時:2001年9月1日(土曜日)
コース:叡山電車・貴船口駅→貴船神社→貴船神社奥の宮→滝谷峠分岐→鞍馬寺西門→不動堂→大杉権現→木の根道→霊宝殿→鞍馬寺・本殿金堂→叡山電鉄・鞍馬駅 全行程約10`b。
出席者:上原氏、小川氏、門脇敏氏、門脇正氏、木津氏、小笹氏、佐々木さん、眞常氏、杉原氏、富山氏 他特別参加: 森氏、以上11名
出町柳10時発の叡山電車で総勢11名、「貴船口駅」へ着きました。8月の酷暑も一段落して歩くのも随分楽になり、30分くらいで貴船のバス停に着いて第1回の小休止をしました。此の辺りから貴船川の上にしつらえた「川床」が続きますが、お値段はかなり懐を冷やしてくれるレベルです。前途の無事を願って「貴船神社」にお参りしました。未だ咲いてはいませんでしたが、キブネギクの前で全員記念撮影をし、下りの階段では富山さんの演出で写真を撮っていただきました。少し上流の縁結びの神「磐長姫」が祭られている「結社(ゆいのやしろ)」には、もうあまり御縁はないようですが、「磐長姫」の御料船とされる「天の磐舟」や巨大な桂の御神木を見て、また一休み。
かなり空腹になってきてはいましたが、もう一頑張りとダラダラ坂を「奥の宮」へ向かいました。「相生の杉」を過ぎると、車道を離れて大杉並木が「奥の宮」の玉垣の門迄続きます。お参りをして「玉依姫」が乗って来たという「黄船(きぶね)」を埋めた舟形石、丑の刻詣りを題材にした謡曲「鉄輪」の説明などを見てさらにもう一息上流へ登りました。ここまで来ると車もぐんと減って歩き易くなりました。
滝谷峠への分かれ道の手前で、河原に降りて昼食。小笹さんが、見つけられたツリフネソウの群落の周りでは、教科書通り「トラマルハナバチ」が数匹飛び回っていました。来た道を「鞍馬寺西門」まで下るのですが、車が押すな押すなで繁華街以上に歩き難い状態でした。
西門からが本日のハイライトの登りです。ヤブミョウガ、クサアジサイが目を惹き、ツクツクボウシが喧しく秋の到来を告げている中を、足腰と心肺機能に可成りの負荷をかけましたが、30分程で「奥の院・魔王殿」に着いて、ほっと一息つきました。義経が天狗相手に剣術の稽古をした云う僧正ヶ谷を経て「木の根道」を辿って「大杉権現」へ一寸回り道をしました。「義経の背比べ石」からはずっと下り坂が続きました。阿吽の虎が警護している「本殿金堂」前のテラスからは、比叡山に林立しているテレビアンテナ等がよく見えました。
更に、石段をどんどん下りて、鞍馬の火祭りで有名な「由岐神社」では樹齢400年の大杉に感心し、「仁王門」門前で名物の山椒昆布等お土産を買い込んで、3時前に全員無事叡山電車「鞍馬駅」に到着、本日の行程を終えました。始発駅では未だ空席もあったのですが、「貴船口駅」からは、川床に涼を求めた方々でどっと乗客が増えて満員状態になりました。脱水症状の改善は出町柳までお預けでした。
[木津 記]
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