ㅤ三尾から清滝へㅤ  2004年6月24日

♣歴史ハイク“高雄・清滝”♣

栂尾山高山寺金堂。今日あらためて感じたのだが、なんとさびれたお寺か!世上知られているお寺はもうちょっとどうにかなっている。「鳥獣戯画」のある石水院だけ人の気配がする。

栂尾から槙の尾をつなぐ白雲橋。物知りのご隠居さんが勿体ぶってつけた感じだが・・・手の届く距離にネムノハナが可愛く咲く。

白雲橋からすぐ川に向かって下りきったところに西明寺への橋・指月橋。カエデの若葉に包まれる。

槙尾山西明寺の山門。灯篭が目立つ。境内にはマキの古木。マキが多かったから槙の尾なのかな。

マキ(槙)の木がここまで大きくなるんだ・・・そうだ、古墳時代これで大きな木棺を作ったんだもんな・・・・・槙の尾の地名の由来か。

高雄山神護寺の石段参道。紅葉ならぬ青葉若葉で上るのは理屈ぬきでしんどい。でも杖をつき腕をとられたおばあちゃんが懸命に歩いてはった。

山門から金堂に向かうと見落とされがちなここ大師堂(重文)。このそばの毘沙門堂はあちこちにカエデの葉の彫物がある。案外知らない人が多い。

ワイドで懸命に引いても画面に納まりきらないのがこの金堂だ。豪壮な建物。

金堂から地蔵院へ向かう右手に閼伽(あか)水をためた池がある。そこにモリアオガエルの卵を見つけた。click-卵の部分up.....がピントが甘い)

地蔵院境内で集合写真

かわらけ投げで知られる地蔵院から錦雲渓を見下ろす。ハイキング道が遥か下に見える。(!もうここで弁当を食べようヨ!)

神護寺からハイキング道に下りてまもなく出会う堰。このあたりから清滝まではあまり俗化してなく、いいハキングコースだ。

道すがら見つけたギボシの花。ユリ科とのことだが花はよく似ている。所々思い出したように一本ずつ見付かった。click-花up

釣り人が静かに糸をたれている。瀞八丁の「(とろ)」はこんなに静かに水を湛えたところなのだ。もっと深く、もっと静かに。

堂承川落合。月輪寺下の空也滝に源を発する。このようにして集まった水が清滝を経由して保津峡に流れる。

愛宕山から月輪寺経由で下山した道が錦雲渓に出会うところ。ここまで下りてきてホッとした日のことを思い出す。ここから清滝バス停は1kmほど。